2010/01/07 06:12 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、11月の住宅着工許可件数は大きく伸びる
内訳として、アパートの許可件数は1カ月間でプラス27.5%の伸びを示す一方で、一戸建ての着工許可件数はマイナス1.9%と低迷しました。
10月の住宅着工許可件数は、RBA(オーストラリア準備銀行)の公定歩合の上げを受けて伸び悩んだにもかかわらず、11月は力強く上昇してきており、市場関係者の間では今後の景気の拡大を期待する向きが大勢を占めています。
UBSのエコノミストAlvin Pontoh氏は、「2010年の住宅着工許可件数は、政府が目標とする167,000件には及ばないものの、150,000件をコンスタントに維持できる可能性がある。また、建築部門の企業資金需要が伸びており、更に上乗せされる可能性が期待できる。」と強気のコメントをしています。
一方で、JP MorganのエコノミストBen Jarman氏は、「初めて住宅を取得する人の需要が減退しており、今後、更にRBAが公定歩合を引き上げれば、このセクターを直撃するであろう。」と警戒的な見方をしています。
また、昨日、オーストラリア自動車産業連合評議会が12月の自動車販売実績を発表し、季節調整後で11月比プラス3.2%伸びました。販売台数にしてプラス88,708台で前年同月比15.9%上昇しています。しかし、2009年の年間の自動車販売台数は937,328台にとどまり前年比マイナス7.4%(台数にして74,836台)低下しました。 2008年から2009年第1四半期の販売不振が大きく響いた形になっています。
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One comment on “豪、11月の住宅着工許可件数は大きく伸びる”
ねぎとろまき にコメントする コメントをキャンセル
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せっかくオーストラリアにお住まいのようですが、クイーンズランド州の年初の2010年問題あたりは取り上げられることはないのでしょうか?