昨日、民間のTD Securities-Melbourne Instituteが発表した１２月の消費者物価は０．２％上昇しました。過去３カ月間において１０月は０．３％上昇し、１１月は０．４％上昇した後の１２月の０．２％となっており、引き続きインフレ圧力がかかっている事を示しています。

主な内訳としては、ガソリン、果物、野菜、休日の交通費及び宿泊費が上昇し、その一方で、ビデオ等の家電製品、コンピューター、スポーツ関連、本や雑誌の値段は下落しました。

ＴＤ証券のアジア　パシフィック　リサーチのヘッドであるAnnette Beacher氏は、
（１)「不愉快なインフレ圧力が、２０１０年の最後の３カ月に置いて顕著になってきている」とし、２００１１年の半ばまでに豪の政策金利が引き上げられる可能性がある。
（２）今回のクイーンズランド州の災害で、鉱業部門、農業部門のダメージで、今後６カ月間にかけて経済成長率を１％押し下げるであろう。
（３）また、復興需要が、更に労働者市場や建築市債の価格が逼迫し、将来的にはインフレをより加速させるであろう。

とコメントしています。