先日（７月３日）の夜、東京から関越自動車道に乗って車を運転した時、節電の関係で（あるいはたまたまで）街灯が全て消され、更には、最高速度の表示板まで消えている事をこのコーナーでご紹介しました。

その時、読者の方から「最高速度表示がない時は、高速道路では１００ｋｍ/時である」とご指摘をいただき、「確かにそうであった」と思い出しましたが、このルールでは、日本で自動車免許所を取得した人以外にはわからないルールであり、外国で自動車免許を取得した人が、日本で運転する場合には理解できないと思いました。

そして昨夜（７月１４日）、　再び、東京から関越自動車道に乗って運転した時、何と街灯がついているではありませんか？！「お〜っ！？　さては、誰か東日本高速道路の職員が、僕の記事を読んで照明をつけたか？！　すごいな、、僕の記事も社会に影響力があるなあ！と自分勝手な想像をしたのですが、　この街灯の照明の仕方が、「まあ！絶妙！」というか、「これぞ、役人根性」と感心したのでした。

といいますのも、この日の照明も、前回と同じで「たまたま」なのかもしれませんが、街灯は３本に１本だけ点灯され、しかも本来であれば、東京から５０kmの郊外まで街灯がつけることが出来るのですが、昨夜は３０ｋｍで終わっているのです。　更に、この日は、７月３日と同様に雨も降っていないし、道路はガラガラなのに、何故か制限速度の電光掲示版が「８０」（８０ｋｍ）となっているのです！　

私は、この２日（７月３日と７月１４日）の出来事から、次の様に勝手に想像し、そして解釈しました。　

当初、霞が関の要請を受けて節電を実行し、東京から５０ｋｍ圏内の高速道路の街灯及び速度制限の電光掲示板までも消灯したが、利用者から「そもそも節電は昼間の電力使用を控えるのが目的であって、電気が余っている夜にどうして道路の街灯を消すのか？　これで道路の安全が確保されているのか？！」といった類のクレームが殺到し、かつての日本道路公団、現在は看板を掛け替えただけの東日本高速道路は、役人根性を如何なく発揮し、「節電はしなければいけないが、利用者のクレームにも“ある程度”でいいから聞いておかないと後がうるさいので、３本に１本だけの街灯を「形だけ点灯」をしよう（そうしていけば、国民には後からいくらでも言い訳が出来る！）。　一方で、我々は霞が関に向かって仕事をしている事をアピールする為に、５０km全線で間引き点灯させるのではなく、３０kmまでとし、あくまでも霞が関に恭順している事を示そう。

この私の解釈は、今年の猛暑で頭をやられた「ひねくれ爺（じじい）」の妄想でしょうか（それだったら、それでいいのですが、、、）。