2011/07/14 06:03 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、7月の消費者センチメントは2年振りの低さ
昨日、民間のWestpac Bank and the Melbourne Instituteが発表した7月の消費者センチメント指数は、6月の101.2ポイントから92.8ポイントに下落し、2年振りの低さとなりました。また、季節調整後の年率ベースでは、前年同月対比17.9%低下しています。
Westpac Bankのチーフ Bill Evans.氏は、「海外ではユーロ危機、国内では去年以来の政策金利の引き上げ、また、今回決まった来年以降の二酸化炭素税による不透明さが、消費者心理を冷やしている」と指摘しています。
中でも、最も消費者心理を冷やしたので、2012年央以降、国内上位500社の企業に対して、1トン当たり23ドルの二酸化炭素税を課し、2015年にかけてその税率を段階的に引き上げていく法律が制定されたことです。 もっとも、ここから入る税収の半分は、低所得者に配分されることになっていますが、これは、あくまでもこの法案を成立させるためのバラまきに過ぎず、いずれはこうしたバラまきはいずれ縮小され、本格的な増税となる事は国民誰もが知る処であり、そのことが、先行きに対する不透明感となって表れているようです。
そういえば、東方の日出国もで、政権欲しさにバラまきにバラまいた後は、何食わぬ顔で縮小と撤回を繰り返し、今後は災いに付け込んで何で増税するかを官僚が電卓(昔はソロバン)を持って待ち構えているようですが、これで消費者心理がどうやって上向くのでしょうか?
デフレが加速するのですから、円高になって当然ですし、景気は悪くなるのも当たり前です。
そういえば、最近、今の政権から景気に関するメッセージや対策は、全く聞こえなくなってしまいました。 明けても暮れても、「原発!原発!!」一辺倒。 原発が大変なのはよくわかりますが、それでは、まるで1個のサッカーボールを全員で追いかけている小学生のサッカーのようです。 失礼、今の小学生は、もうそんなゲーム展開はしませんよね。
そして、何と言っても、頑張れ!なでしこJapan!!(ところで、日本の政治って世界ランキングどれくらいなんだろう、、、)
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
One comment on “豪、7月の消費者センチメントは2年振りの低さ”
ベルドン にコメントする コメントをキャンセル
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
豪州に居る方が・・
外国にいる方が・・
はるかに・・日本を観察できるもの・・
深海魚は・・海の存在を・・生涯・・認識出来ない・・
と言いますから・・・