2010/07/08 06:06 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、RBAは政策金利据え置き
一昨日、RBA(オーストラリア中央銀行)の定例理事会で、政策金利の据え置きを決定しました。 これは、市場関係者もエコノミストたちも据えおく事を予想していましたので、マーケットのインパクトはありませんでした。
RBA総裁のGlenn Stevens氏は、
(1)現在の金利水準は、借入をしている人にとって過去10年間の平均的な水準である(従って、高くもなくなければ低くもない)。
(2)海外の経済状況、国内の経済状況を考えた時、現在は適切な水準である。 ただし、ヨーロッパの経済状況、及びユーロソブリン問題は引き続き警戒しなければならない。 また、最近になって中国の経済成長率が、過熱状態からな持続可能な経済成長率に低下してきている。
(3)オーストラリア経済にとって、鉱山資源の商品価格動向がカギとなっているが、現在のところ、堅調に推移し、今後もこの傾向を辿るであろう。
と、コメントしています。
エコノミストの中には、彼のコメントの中で、これまで使っていた「目先的には、現在の水準は適正である」の「目先的に」の言葉が削除されたことに注目し、7月下旬に発表される消費者物価指数が、たとえRBAの目標とする3%を超えても、現在の金利水準を維持するのではないかと見るエコノミストもいます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪、RBAは政策金利据え置き”
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餌を見せてないと・・
あちらも・・綱渡り・・??・・・