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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/24 06:40  | 昨日の出来事から |  コメント(7)

日本に帰りたくなった瞬間


おはようございます。

先週は、引越しの関係でレポートを休ませていただき申し訳ありませんでした。

いやあ、今回の引っ越しでは、改めて日本の良さを実感し、更には、オーストラリアに来て以来、初めて日本に帰りたい気持ちに襲われました。 と言いますのも、日本では、引っ越しの手続きを事前に済ませば、引っ越し当日から電気やガスや電話は利用できます。 皆さんは、こんなことぐらい当たり前のようにお考えだと思いますが、ところが、オーストラリアでは、こんな当たり前のことが当たり前に出来ないのです!!

オーストラリアも立派な先進国ですので、引っ越しに関しても、インターネット、電話対応など、日本と変わらないサービスが“一応”用意されています。 私も、今回の引っ越しの前3週間前にインターネットで予約し、要求された書類や情報をきちんと提供し、 先方からもインターネットで、「引っ越しのアレンジは準備できました。」と、メールが来たにもかかわらず、いざ、引っ越ししてみると、電気は辛うじて点きましたが、ガスが来ていない、電話はつながらない、従ってインターネットは使えない有様です。

その日から、あちこちにクレームの電話をして、ガスはなんとかすぐに使えるようになりましたが、電話(オーストラリアのNTTに相当するテレストラ)は、本当にひどいのです。

以下は、テレストラの顧客コンサルタントとの会話です(ちなみに携帯電話で会話をしましたが、テレストラの携帯電話ではありません)、

前橋:「事前にインターネットで予約をし、しかも、そちらから『引っ越しの準備が完了した』とE−メールをもらったのに何故つながらないのだ?」 

コンサルタント:「そのインターネットのメールはいつ、だれが送ったのか?」
前橋:「はあ? 今、インターネットがつながらないから、手元のPCで確認できない!」

コンサルタント:「どこか他のインターネットで見ることはできないのか?」 

前橋: 「はあっ?! どこのだれが、家に2つの電話を入れて、2つのインターネットをつないでいる家があるのか? それとも、電話を2つ、インターネットを2つ用意するのがオーストラリアでは一般的なのか??」

コンサルタント:「それほど重要なら2つ用意すればいいではないか?」

前橋:「はああ〜!? 話にならん!マ、マ、マネージャーを出せ!!」

と、年甲斐もなく大きな声を出して、その担当者からコンサルタント マネージャーに替わってもらって、一連の事を説明したところ、さすが“天下”のテレストラのコンサルタント マネージャーだけあって言うことが違う、

コンサルタント マネージャー:「あなたに不便をかけ、また、フラストレーションをかけたことをお詫びします。 ところで、どうもあなたは興奮されているようですが大丈夫ですか? もし、よろしければ精神科のコンサルタントにおつなぎしましょうか??」

前橋:「はあ〜?! はああっ〜〜〜!!?? 今、あなたの言っていることは本気か?それとも、私をからかっているのか? テレストラには、“顧客コンサルタント”だけでなく“精神科のコンサルタント”もいるのか???」

コンサルタント マネージャー:「はい、私どもテレストラは、お電話中にご気分が悪くなられる方の為に精神科のコンサルタントもご用意しております。」

前橋:「・・?!!・・・・・・・???!!!!」(自分たちの仕事さえきちんとすれば、そんな精神科のコンサルタントを用意せずに済むだろう!!と言いたかったのですが、それこそ興奮して、(え、え、英語が、で、で、出てきませんでした、、、)

こんな会話の中にいる自分が情けなくなって、日本に帰りたくなったのでした。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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7 comments on “日本に帰りたくなった瞬間
  1. Phanatic より
    何でもありあり。

    私も以前アメリカに滞在している時に、AT&TやMCIとやりあいました。しかし、オーストラリアは更に上を行っているようですね。

  2. はっしー より
    世界と日本

    「日本とは違い、経済絶好調でいいな〜」
    とか、無いものねだりでついつい羨ましがってしまいますけど、
    そうゆう話を聞くと、日本っていい国だ…って思ってしまいます。
    (思考が単純すぎかもしれませんが…)

    世界を知らないと、日本の良さってわからないもんですね〜

  3. ごろ より
    同じです

    昨年までWestern Australiaにおりましたが、全く同じでした。お察しします。今思うと、便利さに慣れてしまった自分に気づかされたのがオージーライフでした。東のほうがWAよりも、まだまだ「マシ」ですので血圧を上げないよう気をつけて下さい。
    これからもレポート楽しみにしています。

  4. ぺルドン より
    おうちが・・

    御話は
    「紹介された精神科のコンサルタント」
    に通う処から始まるのでしょう・・支払いはアチラさんでしょうね!!

  5. まこ より
    おつかれさまです

    私も以前シドニーに住んでいた頃、テルストラには同じような対応をされ参った覚えがあります。お疲れさまです。
    また、クロコダイル通信が再会され嬉しく思います。
    いつも更新を楽しみにしております。
    特にオーストラリアの現地事情などとても楽しく懐かしく読ませて頂いています。
    これからも頑張って下さい。

  6. 海王 より
    海外時間

     オーストラリアは放送局(番組)なんかも時間通りではないのがザラですよね!絶対に予約録画という概念がないです。
     インド在住時はもっと凄かったですよ!
    「一時間後」という返事は、明日と思った方がいいし、「明日」といわれたら一週間後ですからね・・・・

     オーストラリアもインドも、苦情を言うと、「問題ない・・」

  7. Kojiro より
    すごいの一言です・・・

    始めまして。
    コメディードラマを思わせる面白さですね。
    私は以前アメリカの西海岸で仕事をした事があるので、海外のいいかげんさは知ってるつもりでしたが、オーストラリアは半端じゃないですね。

    しかし本当に精神科のコンサルタントがいるとしたら理解の領域超えてます。

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