2019/10/10 06:05 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第2四半期の新規住宅着工件数は前期比+1.1%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2019年第2四半期の住宅着工件数は前期比で+1.1%でした。今回の数字は2017年第4四半期以来、初めて前期比上昇となりましたが、それでも前年同期比では-20%に留まっています。
Housing Industry Australia(全豪住宅協会)のチーフ エコノミストTim Reardon氏は
(1) 今回の驚くほどの改善は、これまでの下落傾向を今後は緩和させていくことになるだろう。しかし、足元の中古住宅の改善は失速してきており、まだ足取りがしっかりしていない。具体的にはシドニーのあるNSWや西オーストラリアでは、マンションなどの集合住宅が21%の増加であるが、中古住宅は2013年第4四半期以来の水準に留まっている。
(2) 過去18か月の建築業界の低迷が、豪GDPの足を引っ張ってきた。ここにきて新規住宅建築の案件が出てきているが、業界全体の底入れ感はまだ確認できない。季節調整後で新規案件が2019年第1四半期に前期比で1%増加したが、第2四半期は前期比で5.5%下落している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。