2012/01/24 06:42 | 昨日の出来事から | コメント(1)
恋愛と郷土愛は「あそこ」と「心」で動く!?
え〜、朝からナイーブな話ですみません。
今回に日本に帰ってきて、東北で正月を過ごし、先週末は自分の父の3回忌で兵庫県の高砂市で過ごし、両方の親戚から教えられたのが、今日のテーマである「恋愛と郷土愛は「あそこ」と「心」で動く」であります。
正月を東北で過ごした時に、東北の親戚の方とお酒を飲みながら
前橋: 東北は、食べ物もおいしいし、温泉もたくさんあって、とてもいいところなのは良くわかるのですが、私のような一関西人からすれば、東北は20〜30年に1回は必ずと言っていい程、大地震と津波に襲われ、その都度、物理的にも精神的にも大きなダメージを受けますよね。 でも、東北の人にすれば、そうしたリスクをもってしてもはやり東北で暮らすことが、その人の人生観や価値観あるいは郷土愛によって、そこで過ごすわけですよね。 でも、より安住の地を求めて移動するのが人間の歴史では?
東北の親戚: そりゃあ、一部の方は、今回のような大災害で自分の故郷(東北)を泣く泣く離れる方もいらっしゃるかもしれませんが、大震災だけを理由に東北を離れる人はあまりいないのではないですか? 私は、寧ろ、被災した自分の故郷(石巻)を震災前よりも良くしたいと考えていますし、その為に出来ることを微力なりにしたいと考えていますよ。 そんな事をおっしゃるのであれば、じゃあ、翻って関西はどうですか? 経済の地盤沈下は激しく、大阪にはホームレスの人が大勢いて、生活保護を受けている人の割合が日本で一番多いにもかかわらず、だれも大阪を離れようとしないじゃあないですか?!
前橋: 「う〜ん、・・・」
そして、先週、兵庫県の地元に帰って、親戚とお酒を飲みながら、
前橋:僕の小さかった頃は、この辺りは村の端から端まで一面の田圃で、田植えから稲刈りまでそれこそ村の人総出で農業をしていたのに、今や、田圃は宅地に変わり、その上に無秩序な住宅や建物が雑然と立ち並んで町の景観は著しく悪くなる一方で、じゃあ人口が増えたかといえば、逆に人口は減り、これといった産業も仕事もなくて、今後、ここの町や村はどうなってしまうの?
兵庫の親戚: 何、言うてんねん! ワイらには祭りがあるがな!
前橋:そんなアホな! 祭り、祭りと言うけど、祭りのどこがそんなに面白いの? 村から若者が減って、祭りの神輿の担ぎ手がどんどん減っていけば、祭りどころやなくなるで?!それに、この町の将来や展望があるん?
兵庫の親戚: あほやなあ〜、所詮、お前みたいな「よそもん」にはわからんよ!それに、エジプトやオーストラリアでまるで「根なし草」みたいにフラフラ暮らしてるもんに、ワイらの気持ちなんか分かってたまるかい!!外野からごちゃごちゃ言わんといてくれるか!!
お前みたいに屁理屈ばっかりこねてる奴にはわからんやろうけどな、恋愛と郷土愛は、理屈やないんよ! 「あそこ」と「心」で動くもんなんや!! ええ年こいて、まだ、わからんのかあ〜?!
申し訳ございません!
私、前橋 伸哉は、未だ、人生が分かっていないようであります!!
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
One comment on “恋愛と郷土愛は「あそこ」と「心」で動く!?”
ベルドン にコメントする コメントをキャンセル
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
心は分る・・のですが・・
あそこ・・とは・・
何処の事でしょうか・・・??