2016/09/08 05:53 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、8月の建築パフォーマンスは5ポイント下落
昨日、民間のAi グループ及びHousing Industry Association (住宅産業協会)が発表した8月の豪の建築パフォーマンス指数は、前月比5ポイント下落して46.6ポイントでした。 この指数では50ポイントを越えると好調であることを示し、50ポイントを下回ると不調であることを示しています。 今回は、前月までの50ポイント超から50ポイントを割り込んできましたので、建築業界が後退期に入ったことを示しています。 特に、今回の数字で足を引っ張ったのは、住宅建築で前月から13.8ポイント下落して41.1ポイントでした。
Housing Industry Association のチーフ エコノミストHarley Dale氏は
(1) 建築業界、特に新規住宅建築は、ここ数年、豪経済の牽引役であったのに、ここにきて失速してきている。これに対して豪政治家がその重要性を認識していないのは恥ずべきことである(住宅業界が失速する前に手を打つべきである)。
(2) 豪住宅市場は2016~2017年にかけてピークを付け、その後の住宅市場の回復はかなり先送りされそうである。
また、Ai Group の政策担当ディレクター Peter Burn氏も
(1) 住宅建築の不調が、アパートやプラント、更には商業施設の建築にも悪影響を及ぼし始めている。特に、同産業の雇用情勢も50ポイントを下回り、5か月ぶりに低い水準に留まっている。
(2) 更に、悪いことに、足元の新規注文や住宅の受け渡しも全体として、前月比マイナス水準まで落ち込んでいる。
と危機感を露わにしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪、8月の建築パフォーマンスは5ポイント下落”
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中国経済の鈍化に伴い出国したい金持ちが逆に
増加してますから、豪にはチャンス
現在の都市移住では反発が大きければ、チャイナタウンとして
新都市を作ればよいように思いますが、計画はないのですか?