2015/09/03 04:06 | 昨日の出来事から | コメント(3)
豪、2015年第2四半期のGDPは+0.2%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2015年第2四半期の豪のGDPは、第1四半期の+0.9%から+0.2%に低下し、前年同期比では+2%となりました。 事前の市場関係者の予想では+0.4%(年率2.2%)でしたので予想を大きく下回る形となっています。 また、同局は前期のGDPを年率2.5%に下方修正しています。
主な内訳としては、貿易が前期比で3.9%減少し、前年同期比では10.6%の減少となっています。そして、2015年第2四半期の一人当たりのGDPは前期比0.9%減少し、前年同期比では1.1%減少しています。また、インフレに関するGDP chain price indexは前期比で0.5%低下し、前年同期比でも0.5%の下落となっています。
その一方で、金融、輸送、健康関連産業では、それぞれ前期比+0.1%となっています。
数字の発表後、ABSは「鉱山関連産業、建設産業、それに加えて輸出の低迷が今回のGDP低下の主な要因である」と声明を出しています。
為替市場では、この日の数字の発表を受けて、豪ドルが他通貨対比で売られ、対米ドルで0.69ドル台後半まで値を下げましたが、その後は買い戻されています。
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3 comments on “豪、2015年第2四半期のGDPは+0.2%”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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英語圏ですし、教育水準も高そうですから、何かありそうな
ものですが。 工業大学への希望者も少ないのですか?
まさか、優秀な人達がアメリカやイギリスへ出稼ぎにいってしまう
訳ではないですよね
いつもお世話になります。
はい、残念ながら、その傾向があります。
豪の優秀な人材は、より高い収入とビジネス機会を求めて、アメリカやイギリスに出稼ぎに行ってしまい、豪国内では人材の空洞化が問題になっています。
政府としては、これを何とか引き留めようと色々優遇策を出していますが、思うような成果につながっていません。
その代わりに、中国やインドなどの技術者や医療関係者が豪の経済や医療を支えている構図になっています。
これはこれで、色々と問題やトラブル発生の元となっています。 特に、外国人医師と豪の患者のトラブルや医療事故が絶えません。
よろしくお願いします。
前橋
頭の中に入ったものを置いて、中国へ帰国しろとは
いえませんからね。
アメリカに次ぐ、準同盟国として安部さんは
おつきあいしたいみたいですが、日本もだんだん
虎子の技術が少なくなってきていて、オーストラリアが
使う分にはかまいませんが、中国に使われて大輸出されると
日本も苦しくなります