2014/08/27 14:36 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の消費者センチメントは0.9%上昇
昨日、民間のANZグループが発表したANZ-Roy Morgan Australian Consumer Confidenceインデックス(消費者信頼感指数)は、前月のから0.9%上昇して113.5ポイントとなりました。このインデックスは、今年にはいって乱高下し、5月に連邦政府が緊縮財政予算と増税を発表した直後は急落しましたが、ここにきてそれ以前の水準にまで回復しています。
ANZのチーフエコノミストWarren Hogan氏は、「消費者センチメントは、鉱山関連産業以外のビジネス センチメントの回復に沿って回復してきており、この傾向は2015年にかけて緩やかな回復基調を継続する」とし、「今回の数字では、1年前にくらべて住宅ローンなどの金融に関するセンチメントが11.1%も改善していることが大きく寄与している」とコメントしています。
先週のこのコーナーでもご紹介しましたが、Glenn Stevens RBA総裁は、「足元の鉱山資源価格が下落する中、また、豪ドルが執拗なまでに割高に推移し、更には鉱山関連設備投資が低迷する状況にあって、現在の低金利政策は、今後1年以上は継続されるであろう」との見方を示したことも、消費者のローンに対するセンチメントを大きく改善させています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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