2014/06/17 14:24 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪の雇用は2015年後半まで改善しない
昨日、RBAの経済担当の副総裁Christopher Kent氏がシドニーで講演し、「豪の雇用は引き続き上昇傾向にあり、失業率が低下し始めるのは2015年後半以降だろう」との見通しを示しました。以下は、講演の主な内容です。
(1) RBAとしては、今後、2年間の豪の雇用は緩やかな上昇に留まり、その間の失業率は上昇すると考えている。 我々としては、国内経済成長率が中期的なトレンドの上にいくと期待される2015年後半頃になって失業率は低下し始めると考えている。
(2) 足元の失業率が落ち着いていることは、非常に勇気づけられるが、それは2013年に10年ぶりに高い6%台まで失業率が上昇した後のリバウンドであって、これがそのまま本格的な失業率の低下につながらない。
(3) 労働市場の現状は、鉱山関連産業の雇用は縮小し、製造業、航空機会社、政府関連事業の郵便等において雇用は減少している。
(4) 今後の雇用情勢は、鉱山関連産業に替わる国内インフラ関連産業が何処まで広がりを見せるか、更には、景気サイクル的な要素、高齢化社会への構造転換がどう展開されるかにかかっている。
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One comment on “豪の雇用は2015年後半まで改善しない”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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農業は対アメリカでも競争力もあるし、巨大鮫さえ食べちゃうのがいる自然は観光力もありますが、大陸なのにあまり巨大国家にする気はないみたいですね。
現在いる人達でおだやかにやっていきたいという感じですが、世界的に見ると貴重な拡張余地のある大陸なので、もうすこし頑張ってほしい国です