2014/04/08 14:34 | 昨日の出来事から | コメント(2)
豪、3月の求人広告件数は1.4%増加
昨日、民間のANZグループが発表した3月の豪の求人広告件数は、2月の+4.7%増に続いて+1.44%でした。 これで5か月連続で求人が増加したしたことになり、労働市場にも底打ち感が出始めています。 主な内訳は、インターネットによる求人は1.3%増加し、新聞によ求人広告件数は4.5%も増加しました。
ANZのチーフ エコノミスト Ivan Colhoun氏は
(1) 昨年末頃から、主要業種の労働者不足率が上昇してきており、労働市場の需要が明らかに改善してきている。
(2) 求人業種は、建設、教育、健康関連業種と主要産業に広がってきており、このことは、これまで上昇してきた失業率の上昇がそろそろピークを迎えることを示しているが、その一方で、失業率が大きく低下する程の力強さは今のところない。
とコメントしています。
また、同じく、民間のAustralian Industry Group/Housing Industry Association(AIGオーストラリア住宅産業協会)が発表した3月の豪のPerformance of Construction Index(建築インデックスのパフォーマンス)は、前月比2ポイント上昇して46.2ポイントでした(このインデックスでは、50ポイントを越えると業況はポジティブであり、50を下回るとネガティブとなります)。
HIA のチーフ エコノミスト Harley Dale氏は「昨年末以来、3か月連続で指数は50ポイントを下回っているが、ここにきてその下げ幅は縮小してきており、今年は回復基調を辿るであろう」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “豪、3月の求人広告件数は1.4%増加”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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グッチーが消費税の議論を始めて大賑わいですが、豪の間接税のはどのような仕組みで適用対象品目や州と国との取り分の関係など、解説をしていただけますか? 国民の税に関する一般的な意見もわかるのであればよろしく
クロコダイルさんが両国に生活をしていて感じる税制の違いなどもお願いをします。
いつもお世話になります。
オーストラリアの消費税は、イギリスやヨーロッパ似た仕組みです(GST:Goods and service Tax).
税率は10%ですが、一部食料品は非課税、もしくは低い税率に設定されています(イギリスやヨーロッパも同様の仕組みがあります)。
今回も消費税の話で盛り上がっていますが、皆さんのおっしゃることは、其々、ごもっともなのですが、こうした議論は、既に過去においても何度も繰り返しされてきたことであり、その意味では、あまり新鮮味を感じませんでした。
それよりも、消費税が上がるから、あるいは上がったからといって「あ~だ、こうだ」というのなら、将来的に、消費税は、いずれ上ががるのだから、否、上げざるを得ないのだから、それに向けて「自分たちは今から何ができるか?、あるいは何をすべきか?」をじっくり考え、それを少しでも行動に移すことの方が大事なような気がしました。
その一方で、沢山のコメントの中にあって、「80才を越えれば、自分の死生観で自ら姥捨山に向かう」とおっしゃっていた一読者のお話しには共感するものがありました。
瀬戸内寂聴さんもおっしゃっていますが「何が何でも長生きしなければいけないという今の世相は、少しおかしいし、皆さん、少し長生きしすぎと違いますか?」という言葉に私は共感を覚えたことを思い出しました。
私も、あと8年もすれば、若い世代の皆さんから65歳以上の高齢者(ジジイ)と蔑まされる年になってきてそう思います(苦笑)。