2014/02/20 15:13 | 昨日の出来事から | コメント(1)
2013年第4四半期の賃金は+0.7%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2013年第4四半期のボーナスを除く賃金は前期比0.7%増加し、前年同期比+2.6%で、過去16年間で最も緩やかな賃金の上昇に留まりました。
2013年第4四半期のインフレ率は予想以上に高い+3.2%でしたが、同賃金率が緩やかな伸びにとどまった事から、RBAは豪のインフレ率は今後、落ち着いてくるのではないかと見ているようです。
Macquarie BankのストラティジストDavid Forrester氏は、「今回の数字によって、RBAは豪のインフレ率が彼らの中期的な目標レンジ(2~3%)以内になることを確信させるであろう」とし、「賃金上昇率が16年ぶりに低い水準にとどまったことが、2013年の豪経済が、低成長であったことを裏付ける大きな理由の一つとしてあげられる」とコメントしています。
本日は、民間のHSBCによる豪の中国に対す製造業輸出実績が発表される予定であり、豪の輸出の60%を占める中国への輸出動向に注目が集まっています。
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One comment on “2013年第4四半期の賃金は+0.7%”
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それとも公共投資に変わって軍備投資に経済牽引を行い、その製造を自国内で完結して、外に見えないようにする事にした?
もう少し統計の裏にある中国の実態調査をした報告をどこかのメディアがしてくれませんかね。 オーソトラリアは中国の経済の後追い指標?
もっと良い先行指標ありますか? 中国大本営発表でない。
”民間のHSBC”はじめ、どうも中国の経済力の肥大化に伴い”御用聞き”メディアが多くて真実が良くわかりませんね。
いずれにしてもオーソトラリアは中国が万一、弱ったとしても、内需でかなりいけるのでしょ? バーズーカ2より、円売りー豪ドル買いのほうが健全な気がしますが、クロコダイルさんに日本戦略をお聞きしたいですね。