2013/10/02 14:18 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、政策金利を据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行の政策金利の据え置きを決定しました(事前にBloombergが33名のエコノミストのアンケートによれば全員が政策金利の据え置きを予想)。 理事会後のGlenn Stevens総裁の声明の主な内容は以下の通り。
(1) 現在の豪経済は、平均的なトレンドをやや下回った水準で推移ししており、今後もこの傾向は続くであろう。特に、鉱山関連産業がこれまで投資してきた資本を回収するまでの間は、弱含みに推移するであろう。
(2) 失業率は、今後も暫くジリ高傾向を辿るであろう。また、最近言われている住宅市場の回復や、ビジネス センチメントの回復については、今しばらく様子を見る必要がある。
(3) インフレ率は、目標のレンジ内に収まっており、賃金コストは弱含みで推移している(賃金面からのインフレリスクは低い)。
(4) 金融政策の効果については、現在は、その金融緩和の効果がどのように経済に行き渡るかを見極めている段階である。
(5) 借り入れに関しては、引き続き落ち着いている。一方で、最近になって、個人の住宅ローンの借り入れニースが高まってきている。
(6) 以上の観点から、理事会のメンバーは、現行の政策金利を据え置くことが適切であるとの結論に至った。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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