2013/05/14 14:52 | 昨日の出来事から | コメント(1)
4月のビジネス信頼感は4年ぶりの低さ
昨日、民間のNAB(ナショナル オーストラリア銀行)が発表した4月の豪のビジネス 信頼感インデックスは3月の+2ポイントから鉱山部門が予想以上に低迷するとの見通しから4年ぶりの低い-2ポイントに下落しました。 一方で、同ビジネスコンディション(収益性、雇用、将来の受注見込み等)は、3月-7ポイントから-6ポイントに若干改善しています。
NABのエコノミストは「アメリカやヨーロッパの景気、特に中国の景気が予想以上に失速してきていることを受けて石炭を中心に鉱山価格が下落していることが、企業家の信頼感を大きく下落させている」としています。
このビジネス信頼感の調査は、5月7日にRBAが政策金利を0.25%引き下げた後に行ったもので、RBAが政策金利を引き下げたにもかかわらず企業家は将来の見通しについて引き続き慎重であることが分かります。
尚、豪の鉱山部門の雇用は、豪の雇用全体の10%を占めており、この水準は10年までに比べて2倍以上も増加しています。 また、鉱山部門の生産に関しては、豪のGDP対比20%を占めるまでの巨大産業で、この業界の動向が大きく豪の景気や雇用に影響を及ぼしています(日本で言うところの自動車産業に相当します)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “4月のビジネス信頼感は4年ぶりの低さ”
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((ぐっちーさんが把握していたとしても)ぐっちーさんのメルマガや
ブログに全部書けるわけも無いと思いますし)
このような情報もありがたいです。
サラリーマンの少ない私的時間で、ニュースや情報に全部あたるのは無理ですし、
『日本で言うところの自動車産業に相当します』・・・って結構インパクトある話ということで、たとえも判りやすくて良いです。