2013/02/21 06:18 | 昨日の出来事から | コメント(3)
キツネとタヌキの行動パターンの違い!?
今日は、相場とは直接関係のないお話ですが、お付き合いいただきたいと思います。
読者の皆様は、キツネとタヌキの行動パターンの違いをご存じでしょうか? 特に、車で夜道を運転している時に、キツネもしくはタヌキが夜道に飛び出して来た時にその違いがはっきり出ることを私は自分の経験からよく知っています。
キツネが夜道に飛び出して、車のライトに照らされた時、キツネはヘッド ライトを避けるように一目散に車道を横切り、ヘッド ライトの明かりの外に消えてしまいます。 しかし、よく見てみますと、車道から5メートルぐらい離れたところで必ず立ち止まり、振り返ってこちらの様子をじっと見ています。
ところがタヌキが夜道に飛び出して、車のライトに照らされた時、 タヌキはヘッド ライトの方に顔を向けてドライバーと、一瞬、目が合って凍りつき、その後は何とヘッド ライトを背にして車と同じ方向に必死に走って逃げるのです。 こうした愚かな行動のおかげで、タヌキはキツネに比べて車に轢かれて死んでしまうことが多いのです。
このように書くと読者の皆様は「さすがキツネは抜け目がなく賢い」とか、「それに引きかえ、タヌキは間抜けでバカだなあ~!」とお笑いになるかもしれません。 私も、以前はこのように思っていたのですが、先日のある夜、タクシーで自宅に戻る途中、タクシーのヘッド ライトにタヌキが照らし出され、その後は例の行動パターンよろしくタクシーのヘッド ライトを背に一目散に走って逃げ、辛うじて車に轢かれることなくガード レールの向こうに走り去ったのでした。
その様子を見ていた私は、タクシーの運転手さんに「タヌキは、本当に馬鹿ですよねえ~。車のヘッド ライトを背に走れば轢かれて死んでしまうのに!」と言ったら、タクシーの運転士さんは「ええ、全くそうですよねえ。 でもね、タヌキが車のヘッド ライトを背に走る時は、得てして近くに自分の子供、もしくは仲間のタヌキがいる時に限ってそうするんですよ」とさりげなく話してくれたのでした。
それを聞いた私は、「そうか、タヌキはバカでもアホでもなければ、自分の身を挺して家族や仲間を守ろうとしてそんなリスクを取っていたのか」という事を知り、それまでの自分の浅はかさを逆に恥じたのでした(バカでアホなのは私でした!)。
「自分の身の安全を確保した上で仲間を気遣うキツネ」と「自分の身を挺してでも家族や仲間を守ろうとするタヌキ」のどちらがいいと言えば(特に相場の世界におけるリスク回避の観点から言えば)、キツネのような行動パターンが望まれますが、 一方で、自分の若い頃にあまたの女狐にえらい目にあわされてきた経験のある私としては、どうしてもタヌキの肩を持ちたくなります。 それが人情というものではありますまいか。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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3 comments on “キツネとタヌキの行動パターンの違い!?”
森島正幸 にコメントする コメントをキャンセル
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もう三十年前頃になりますが、真夜中街灯もない舗装もされていない山奥の道をスピードを出して運転していたらヘッドライトの前を光と同じ方向に一目散に駆けて逃げようとしている動物がいるのが見え急ブレーキを掛けたのですが轢いてしまいました、気味が悪かったので確かめませんでしたが、狸だったのかもしれません、兎だったんだろうと今まで思っていましたが。
「自分の若い頃に
あまたの女狐にえらい目にあわされてきた経験のある私としては」
この話を・・
聞きたいな・・
案外・・狸じゃなかつたりして・・
狸に化けた・・狐だったり・・
狐に化けた・・狸だったりして・・
何回目の童貞の・・振したりして・・
若い女狐を・・
騙した事・・あったりして・・・??(笑)
山の法面に狸化キツネが穴を掘り土砂崩れに結びつきます この動物を寄せ付けない方法はありませんか