2010/08/04 05:23 | 昨日の出来事から | コメント(1)
6月の小売売上げは予想を下回り、RBAは金利を据え置き
昨日、RBAは、政策金利を現行の4.5%で据え置くことを決定しました。市場では、第2四半期のコア インフレ率がRBAのターゲットとする2−3%以内に収まった事から据え置くとの見方が大半でしたので、市場は、今日のRBAの決定を予想通りと受け止めています。 また、8月21日に行われる総選挙で現在の与党が苦戦しており、「RBAはこれ以上不安定要因を増やしたくない」とも見方も市場内にあったようです(RBA総裁自身は、政策金利と政治は関係ない事を強調していますが)。
また、オーストラリア統計局は、6月の小売売上高は季節調整後で前年同月比0.2%増加し、前年のAUD19.8bnからAUD20.18bnとなったと発表しました。 エコノミストの予想では前年比プラス0.3%の増加を予想していましたので予想を若干下回っています。 また、 第2四半期の小売売上高は、第1四半期に比べて0.8%増加しています(市場の予想はプラス0.7%)。引き続きRBAによる政策金利の引き上げが、小売売上部門の重石となっているようです。
また、同時に発表された6月の住宅及びアパートの着工許可件数は、5月に比べて季節調整後で3.3%下落しました(市場関係者の予想はプラス0.5%でしたので、この数字の悪さは驚きをもって受け止められました)。 更に、民間の住宅価格調査機関は「6月の大都市圏の住宅価格は、それまで17カ月間続いた価格上昇が、住宅ローンの金利の高さを背景に初めて下落に転じた」と発表しています。
ここに来て、豪経済は、これまでの力強い経済成長から陰りが出始めていることから、市場関係者では、「今後、数カ月間(場合によっては2011年にかけて)も政策金利は据え置かれるであろう」との見方が勢いを増してきています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “6月の小売売上げは予想を下回り、RBAは金利を据え置き”
ぺルドン にコメントする コメントをキャンセル
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六月は・・
御当地・・ベストの月・・これからは・・真夏・・
とすると・・
売り上げが・・七月・八月と・・伸びるだろうか・?!・・夏枯れか・?・・・