2011/06/22 05:31 | 昨日の出来事から | コメント(1)
6月のRBA理事会の議事録から
昨日、今月7日に行われたRBA理事会の議事録が公開され、「理事会としては、豪ドル高の影響と、世界の経済的な不透明感を背景に政策金利の引き上げを急ぐ必要ない」との結論に至ったとしています。
また、「これまでの(豪国内の経済)データにおいても、現在の金融政策を急がせるようなものはなかった」とし、更に「為替市場における強い豪ドルが、インフレ抑制効果がある一方で、輸出関連企業の業績を圧迫している」とし、その動向に注視する姿勢を見せています。
市場関係者、及びトレーダー達は「目先的に政策金利の引き上げの可能性は低くなった」として、為替市場では豪ドルが一時的に売られ、短期金利市場ではフォワード金利が売られています。
特に、7月の短期金利先物市場では、先週にGlenn Stevens総裁が、7月のインフレ データ次第では、政策金利の引き上げの可能性を示唆したにもかかわらず、これを無視し、むしろヨーロッパの債務問題を背景に短期金利が引き下げるかもしれない可能性を織り込んだ水準で取引されています。
National Australia Bank.のエコノミストRob Henderson氏も「RBAが8月に政策金利を引き上げる為には、7月のインフレ データが「ショックを受けるほど高い数字が発表されない限りない」と否定的です。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “6月のRBA理事会の議事録から”
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オーストラリア中のオウムが・・
新しい言葉を・・覚えている最中では・?
まさか
ジョン・シルバーのオウムのセリフじゃ・??・・・