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2013/11/22 15:11  | 昨日の出来事から |  コメント(1)

スパイ スキャンダルに揺れるオーストラリア


おはようございます。

以前、アメリカが世界主要国の要人に対して盗聴を行っていた問題で世界を騒がせましたが、最近、ここオーストラリアでは、オーストラリアがインドネシア大統領の電話を盗聴していたとするスパイ スキャンダルで両国は外交にまで影響が及び始めています。

トニー アボット首相は、この件に関して否定もせず(暗にこれを認めた形)、その一方で謝罪もせず、特に、数日前には「Australia should not be expected to apologize ….」と発言したことに、インドネシア政府、そしてインドネシア国民から猛反発を受け、インドネシアのオーストラリア駐在大使を母国に引き戻すことも検討するまで険悪になっています。 これに慌てたオーストラリア政府は、昨日になって、トニー アボット首相が「メディアで言われていること(スパイ スキャンダル)は遺憾であり(regrettable)」と遺憾の意を表明したものの、それでも謝罪には至りませんでした。

また、現在の野党も、今年の9月までは政権を担っていましたので、現政権同様にスパイ容疑に深くかかわっており、野党である労働党党首も「野党として現在の政府の対応を指示する」と発言するのが精一杯です。

そもそも、スパイ行為そのものは別に今に始まった事ではなく、また、表向きには、どの国もスパイ活動はしていないことになっています。 私が関心あるのは「先だってのアメリカの盗聴疑惑に関しては、裏側の交渉はいざ知らず、ここに至って事態は収拾の方向に向かい、まるで「噂も75日」状態ですが、「今回のオーストラリアのスパイ スパイ スキャンダルも同様に事態を収拾できるかどうか?」にあります。 残念ながら、私は、事態はそう簡単には収出来ないのではないかと考えています。

と言いますのも、 オーストラリアは、この5年間に、「亡命希望者:Asylum Seeker」という名の実質的な「非合法移民」の入国を取り締まる為の国境警備、更には入国してしまった人の拘置施設の維持費に何とAUD 5bn(日本円にして4500憶円)もの税金が投入されてきましたが、トニー アボット政権になってようやくインドネシアと共同で、この対策を始めたばかりだったからです。

つまり、あまりにも直接的な利害関係がこの2国間である為に、今回のスパイ 疑惑は、そう簡単には収拾出来ないと考えています(といいうますか、この件に関しては完全にオーストラリアの負けです)。

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One comment on “スパイ スキャンダルに揺れるオーストラリア
  1. ペルドン より
    あのメルケルでさえ・・

    静になったのだから・・
    (演技があったが)

    時間を友に・・
    落ち着く処に・落ち着くのでは・・・

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