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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/04 06:46  | ユーロ/円 |  コメント(0)

ユーロ/円1104


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休み前は一時131円まで売られた後、134円台まで買われ、その後は揉み合い
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

休み前のユーロは東京時間では132円で寄り付いた後、いきなり大きく売られてその日の安値の131円をつけました。その後は大きく買い戻されて134円台半ばまで買い戻されるといった荒れた一日でした。昨日のユーロは133円台半ばで寄り付き、アジア時間からロンドン時間にかけては売られて下値を試しました。NYの寄り付き前にその日の安値131.72円をつけた後は、NYの引けにかけて買い戻されて、現在は132円台後半で取引されています。              

2. マーケット分析

テクニカル分析:      
長期の指標は薄くなった雲を挟んで上下に乱高下しています(長期的な見通しが定まりません)。中期の指標は中立です。目先の強弱を判断する線が133.76円にあって昨日はこの水準を下回ってきました(目先的に弱気)。価格的には引き続き大きな値幅を伴って乱高下しており、強気と弱気の相場観が激しくぶつかり合っています。

サイクル分析:  
30−40日サイクルは上図のように考えています。 これは10月上旬の128円台で新しいサイクル入りをし、10月下旬の138円台で高値を形成した後、11月上旬のサイクルボトムに向けて下値模索をしていると考えられ、そろそろボトムをつける時間帯です。

ボティリティ分析: 
先週は20日間のボラティリティが一時的に60日間のボラティリティを下回る局面もありましたが、週末にかけてこれを大きく越えてきました。これは、それまでとは違った動きであり、大きな値幅を伴ってトレンド出てきている可能性があります(もしくは、同じ水準で大きく乱高下する可能性です)。

今日の方針:

現時点では、乱高下をしながらもサイクルボトムをつけに行くと考えています。心理的な節目である130円で下支えされるかに注目したいと思います。

方針1:目先の強弱を判断する線をしっかり下回ってくるようであれば戻り売りの姿勢です。
方針2:中立です。
追撃ポイント:130円を割ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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