プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/01 09:19  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1102


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91円台半ばから一時90円割れまで売られる
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

前週末のドルは91円台前半で寄り付き、東京時間では買われてその日の高値91.46円をつけましたが、その後は売り物に押されました。ロンドン時間からNY時間にかけては90円台後半まで揉み合いましたが、日付の替わる頃から引けにかけて急落し、90円を割ってその日の安値89.91円まで値を下げました。引けでは若干買い戻されて辛うじて90円台に乗せて取引を終えました。            

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が雲の下限手前まで買い戻されましたが再び下回ってしまいました(長期的には弱気です)。中期的な指標は中立を支持しています。目先の強弱を判断する線が90.15円にあって週末はこの水準近辺を挟んだ動きとなっています(目先的な強弱の判断がつきません)。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上の図のように考えています。10月上旬の88円で新しいサイクル入りをし、10月下旬の92円台前半で高値をつけて、11月上旬のサイクルボトムに向けて下値を模索中と考えられます。今週は、この点に注目したいと思います。

ボラティリティ分析: 
先週は20日間のボラティリティが一時的に60日間のボラティリティを下回る局面もありましたが、週末にかけては再びこれを越えてきました。このことは、足元的にボラティリティが上昇してトレンドが出ようとしていることを意味しています(あるいは同じ水準で乱高下している可能性もあります)。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線のある90円を維持できるかどうかに注目し、サイクルのボトムの確認に注目したいと思います。

方針1:90円をしっかり切ってくようであれば追撃の売りを検討します。
方針2:一方で90円をしっかり維持して下支えされるようであれば、サイクルボトムをつけた可能性が出てきますので押し目買い姿勢です。
追撃ポイント:90円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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