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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/01 09:13  | 豪ドル/円 |  コメント(0)

豪ドル/円1102


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83円台後半から80円台後半まで売られる
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

先週末のAUDは83円台後半で寄り付き、東京時間では暫く揉み合いました(高値83.72円)。午後は83円台前半まで売られた後、ロンドン時間からNY時間にかけて再び横這いました。しかし日付の替わる頃から引けにかけて大きく売られる展開となり、引け前にその日の安値80.77円まで値を下げ、そのまま取引を終えました。            

2.チャート分析

テクニカル分析:    
長期の指標は雲の上に位置しています(長期的に強気)。 中期の指標も強気を支持しています。目先の強弱を判断する線が80.79円にあって、先週末もまさしくこの水準で下支えされました。価格的には、大きな値幅を持って乱高下しながら値段を切り下げてきています。 これは、買い方と売り方の相場観が激しくぶつかり合いながらも、買い方が売り方に押し切られています(弱気)。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは上図のように考えています。10月上旬の77円から新しいサイクル入りをし、10月下旬の85円台でサイクル高値を形成し、11月上旬にかけてサイクルボトムを模索中と考えら、今週はこの点に注目したいと思います。

ボラティリティ分析: 
先週は20日間のボラティリティが60日間のボラティリティを一時的に下回る局面もありましたが、週末にかけてはこれを大きく越えてきました。このことは、これまでのトレンド(豪ドルの上昇相場)から、新しいトレンド(豪ドルの下げ相場)が出始め、しかも大きな値幅を伴って乱高下しながら下落していることを意味しています。

2.今日の方針

値段的には目先の強弱を判断する線80.79円、および心理的な節目である80円で下支えされるかどうかに注目したいと思います。 また、サイクル的にはボトムをつける時間帯ですので、売りから入るにしても早めに手仕舞する必要があります。

方針1:目先の強弱を判断する線を下支えられるようであれば押し目買い姿勢です。
方針2:中立です。
追撃ポイント:80円をきってくるようであれば追撃の売りを検討します。

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