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2019/01/13 14:24  | コラム |  コメント(3)

米中クリンチ

不調に終わった北京での米中通商交渉・・その中身を大紀元が記事にしている。待ちに待った記事でもある。成程・これではトランプ大統領と王岐山副主席の会談は・・不成立になるのは当然だ。

「中国が歩み寄るも米との溝埋まらず 貿易交渉はこれから「障害走」=米WSJ」
大紀元 2019年01月12日 18時37分

記事の全文を載せたい処だが・・要点だけを紹介すると・
農業に関して・・米の遺伝子組み換え農産物の輸入を承認し・譲歩を見せた。

「中国当局は米企業に対する技術移転の強制をしていないと主張する。また、国家安全保障上、また政治的要因から、中国は米が提起した一部の問題について協議を拒否しているという」記事引用

中国に工場を造る外国企業は・・重要なノーハウの公開を求められる。

「WSJは昨年9月の報道で、中国当局による外資企業への強制技術移転の手法を紹介した。
例えば、中国当局は進出する米企業に技術を手放させるよう圧力をかけたり、裁判所を利用して米企業の特許を無効にしている。
さらに、商業情報を入手するために、独占禁止局の職員を捜査の名目で米企業に送り込み、入手した情報をライバルの中国企業に渡すなどの手口を取っている。

米国は昨年3月、
欧州連合(EU)は6月と12月にそれぞれ、
中国当局の技術移転の強要は世界貿易機関(WTO)の『知的財産権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)』に違反したとして、WTOに対して提訴した」記事引用

これらの圧力とトランプ大統領による関税政策によって・・中国側も対処策を出さざるを得ない立場追い込まれた。

「中国当局は昨年12月26日、「外商投資法」の草案を公布した。
草案は「行政手段を利用し、強制的に技術移転をさせてはならない」
と明記したものの、
「中国企業による買収・投資を悪意をもって拒否する国に対して対抗措置を取る」
と互恵関係に重点を置くものとなっている」記事引用

この中国の反応に対する専門家の評価は・・非常に手厳しい。要するに机上の空論だという訳だ。
又・・
「中国当局は昨年12月25日、外国企業による市場参入の規制分野の概要を示す「市場参入ネガティブ・リスト(2018年版)」を発表した。
以前の試行版リストと比べて、約177セクターへの参入制限がなくなった。

記リストに掲載された151セクターのうち、投資が禁止されるのは4セクター。残りは政府の承認が必要になる。投資が禁止されるのは「不正融資」や「不正インターネット活動」など。政府の承認が必要になるのは鉱業、農業、製造業などの分野だ」記事引用

これに対しても・・海外の反応は同様手厳しい。

「香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、
中国国内の専門家はこのリストが「象徴的な意味しかない」とした。
一部の重要産業において、中国の民間企業または外資企業が現在も「排除されている」からだ。

英BBC放送は、中国当局が100%外国資本の会社設立と外資企業の単独事業運営を認めなければ、真の市場開放とは言えないとの見解を示した」記事引用

米中間の最大の問題は
「中国当局による国有企業への補助金交付、強制技術移転、技術窃盗、市場参入の規制などはすべて「中国製造2025」を成功させるためにある」記事引用

ロス商務長官の昨年12月に・・
「長官は、中国当局が本気で通商摩擦を解決したいなら、「中国製造2025」を真っ先に取り消すべきだと発言した」記事引用

それら連山のように繋がる障害物を・・中国が乗り越えたとしても・・最後には一番大きな障害物が控えている。
それは中国が約束を守るかという難問中の難問だ。

「米CNBCによると、シンガポールにあるDBS銀行のタイムール・バイグ(Taimur Baig)・チーフエコノミストは、貿易戦争は3から6カ月以内に終了することはないとした。
米中双方の対立は輸出入分野の枠を超えているからだ。

英BBCも10日、北京大学で勤務していたクリストファー・ボールディング(Christopher Balding)氏の話として
「米は中国が経済の構造改革を実施し、他の国と同じような正常な国になるよう望んでいる」
と報じた。
「しかし、中国はそれを望んでいない」
と同氏は付け加えた」記事引用

この記事を一読して・・客観的な事実として・最後に残るのは・ボールディングの語る
「しかし、中国は望んでいない」
この言葉に尽きる。
何故中国は望まないのか・?
共産党独裁が崩壊するからだ。今の中国が砂上の楼閣となり・・共産党が砂糖菓子のように・・溶けてしまう。当然・・毛沢東が行ったような人民裁判の再来が・映画のように再現される。ボートピープルやJETピープルが・・共産党幹部になるだろう。

とすると・・習近平主席以下・誰がそのような事態を・悲劇を自ら望むだろうか・??
とすると・・トランプ大統領以下民主国家は・・どのような最終結論を導き出すか・最後の最後の難問に・・六次元方程式の解答を解くか・用意しなければならない・・・
( ^ω^)

3 comments on “米中クリンチ
  1. なかのゆ より:
    ハイテクと独裁国家

    これは人間の敵です 絶対排除しないといけない

    なかのゆさん
    それが効率が良いんだな・・日本には排除する力がないし・・・
    やはりトランプ大統領にしがみついている以外・・選択が残されていない・・・( ^ω^)

  2. 恵美 より:
    今までありがとうございました!

    見ざる聞かざる言わざるでいたいので退却いたします。
    ありがとうございました。

    退却せず・・もっと違う才能を披露して欲しかった・・・
    ( ^ω^)

  3. おののののか より:
    いよいよ最終結論?

    中国が協定を守らなくてもよい含みのWTO加盟だったのだろう。ずっと放置されてきたのだから。中国の目的は首尾一貫している。

    ニクソンショックとベトナム戦争の後、支配層は金本位制では世界を背負えないと、サウジとオイルマネーを創り、財政債務本位制に移行した。EUと日本は露払いと太刀持ちだ。中国を工場・市場として取り込むこともメインだった。

    鄧小平はネズミを捕る猫なら白でも黒でも良いと言った。中国の発展は結局この矛盾の拡大だった。ぺルドンさんの言うように、この覇権野望付きの鄧小平の矛盾を、今になってトランプ大統領以下、民主国家が最終結論に導かなくてはならないのか。だとしたらトランプはやはり大きな使命を持って現代に登場したことになる。

    中国のその野望と矛盾を解決するには、民主国家はもう技術と資本を与えすぎてしまった。ロシアも軍事・宇宙技術を与えすぎてしまった。鄧小平は爪を隠して砥げとも遺言した。中国が約束をまもったり、変われる可能性はない。それがビジネスモデルだ。変えたら即共産党の崩壊だ。封じ込めたソ連のように、民主国は中国をつつがなく解体できるだろうか。ソ連よりはるかにわからない。まさか人民裁判に戻るわけにはもういかないだろう。戦闘の可能性が常時ある日本が、中国にスワップ協定している皮肉。

    ぺルドンさんの最終結論を出す場合の6次元方程式の6次元とはどういう世界的、国内的なものか、興味あるな。

    解き方が分からないと言う事さ・・派手に転んでもらう以外・・・
    米民主党は・・トランプ閣下が派手に転んでくれるのを・・寝て待っている・・・( ^ω^)

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