ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/11/11 12:56  | コラム |  コメント(4)

古代ローマの奴隷と移民政策の共通点①

ぐっちーが講演会でだったか・・ローマの奴隷は賃金を得ていたと話したとか。
それは確かで・・
才覚ある奴隷はその賃金等を貯め・主人から自分を買って解放奴隷になった。勿論それ以外にも・・
主人の好意や遺言等で解放される場合もあった。

そして奴隷は一旦解放されれば・・ローマの市民に成れた。勿論一級市民にはなれなかったが・・それでも奴隷で留まるよりも・身分が根本的に違った。

古代にもいろんな王国が割拠しているが・・
ローマ帝国だけが・多くの奴隷が解放され・自由を獲得し・市民になれた。
これはローマの活力の一つにもなっていた。ぐっちーが語る・・移民の存在がなくしては・米国の国力維持はないという主張とも・通じるものがある。それ程・今日の移民政策・対策にも共通する点が・ローマ帝国の奴隷制にはあった。

「ポンペイ」アレックス・バタワース&レイ・ローレンス共著
この中でローマの奴隷に関する著述もある。

「解放された奴隷は・・主人の三つの名前の・最初の二つを自分のモノとして名乗ることが出来た」
例えば・・著者アレックス・バタワース・レイ・ローレンスの解放奴隷なら・アレックス・バタワースを自分の名前の前に付けられた。これは誰の奴隷だったかを示すと同時に・・誇りに出来るだけでなく・解放した者がその解放奴隷を保証するという意味でもあった。
主人の名誉と責任を負う訳だから・・解放奴隷にもある種の規制力が働く訳だ。
と同時に解放されても・旧主人への帰属を身分保障と共に示している事になる。

解放奴隷は・・旧主人から金を借り事も・その人脈を利用する事も出来た。ビジネスをする場合・・非常に強い基盤を与えられる事になった。当然・・主人は自分に忠実や従順で信用出来る奴隷を・選んで解放したのは間違いない。

だから自分の解放奴隷が有能なら・・旧主人に取っても大いに利益になった。旧主人の名を付けた解放奴隷は・・今日の商標権のように・主人の名前を守った。ブランドになったのだ。

ただ奴隷を大量に開放すれば・・今日移民を大量に帰化させると同様な・影響も出てきた。

「異質な要素が社会に流入する事で・・伝統的な価値観も侵害される。こういった点に関する懸念は・・少なくともキケロの時代から表明されていた。ネロが即位する一世紀前の事だ。
多量の奴隷を解放して・・自分の寛容さをひけらすのは・暴飲暴食や優柔不断と並ぶ・一種の自分勝手な無節操と見做された」

既に米国や欧州を悩ましている移民・難民流入と同じ問題が・・ローマを悩ましていたのが判る。日本も同じ問題を抱えているのだが・・国民が目を向けようとしていないので・政府はどさくさに紛れて・外国労働者を更に受け入れようとしている。高度な技術者といっても・・何処の国も引っ張りだこで・・日本にはいってくる数は一握りだろう。

後は労働者で・・ただでさえ安く抑えられている日本人の賃金が抑えられ・・職を削られる事は目に見えている。近い先に必ず・・爆発が起こり・・和製トランプが登場するだろう。

古代ローマで・・その問題に手を打ったのは初代皇帝アウグストゥスだった。やはり解決を図るのには・・強烈な権力が要った・・・

( ^ω^)

4 comments on “古代ローマの奴隷と移民政策の共通点①
  1. oda_susi より:
    ほー

    ほー

    続編が気になります(^^;

    oda_susiさん

    では・・明日に出せるように書きます・・・
    ( ^ω^)

  2. 健太 より:
    奴隷

    色々読んだがこの奴隷とは何かがわからない。ただ商品であることはルーツを見てわかった。
     商品が自身を買うとはどのようなことか?働いて賃金を得るが、意思を持たない。つまり誰かの命令に従うしか道はない。其れが奴隷の一側面だがそれなら我が国における上司の命令に従うことも奴隷となるが、さて?
     それは契約にもとずく、ことだと言うが、では契約とはなにか?

    之がわからない。契約の担保を何がするかがわからない、強弱、上下、損得が担保しているか、罰則が担保しているか?
     小さな会社だったが、あるとき一部上場企業の子会社からから直接仕事を請けた。そのとき、設計変更があり、それをした。その会社の従業員が<お宅の会社は設計変更をしてもお金を請求しない>と言った。
     私たちはある程度の変更は承知で之までしてきたから、なんとも思っていなかったが、いわれてみてそれはそうだと思った。

     いくらなんでもこの変更は金が必要だと言うこともあったが基本的にはなかった。之って普通でしょうか。契約を言うなら契約違反だ.

     其れが日本なら、奴隷はわからない。
    以前誰だったか忘れたが日本のサラリーマンは奴隷のようだと書いた記事があった、もちろん、それは外国人だったが、そのわけは書いてなかった。
     外国で働くグッチー氏たちは奴隷とは何かを肌で理解されていると思うが、いかがでしょうか?

    健太さん
    日本も民法はローマ法を採用していますよ・・・
    ( ^ω^)

  3. 健太 より:
    本当

    >日本も民法はローマ法を採用していますよ・
     明治のとき、衛藤新平がフランス人に民法を作ってくれといったとき彼は驚いたと言うエピソードはしっているが、そのフランスはローマ帝国の影響を受けているから、その筋で、我が国へ入っていると言うことですか?
     慣習法と言う意味でしょうか?

    健太さん
    フランス法を通じて明治に・・
    日本民法の特に「財産法」権利義務の部分についてはローマ法が基本になっています。
    詳しくは御自分で・・図書館に行けばありますが・・アマゾン・中古本ならローマ法の歴史 (Minerva21世紀ライブラリー) 千円程度・・・

    ( ^ω^)

  4. おののののか より:
    米国の奴隷解放

    奴隷だからエスニックなんだろうが、個別に扱われ、社会に馴染み、信用を得て、自分の才覚で上層に上がっていった。代理という制度は奴隷が信用を得る過程の産物というのは以前コラムに出て来たな。

    さすが唯一奴隷解放を行い、人類の普遍的な法制度を創った帝国だ。米国だったら黒人がこれに近いかもしれないが、リンカーンはここまではできなかった気がするが。そういう奴隷は南部にはいなかったし、解放後も放置されたのでは。北部ではローマ帝国の奴隷解放に相当する黒人はどれほどいたのかな。本当に市民権取れたのかな。

    映画『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男】
    見てごらんよ・・・( ^ω^)

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