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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/07/12 21:37  | コラム |  コメント(0)

イワシの頭も信心から

トーマス・フリードマンは皮肉ぽく書いている。
「生き延びるのは最強の種ではなく・・最も適応性の高い種だ」
というダーウィンの言葉はよく引用されているが・・ダーウィンが書いた種の起源では見当たらない。
最初に語ったのは・・1963年ルイジアナ州立大学・経営学教授メギンソンが・講演で述べたのが始まりだった。
「ダーウィンの種の起源によれば・・
生き延びるのは最も知的な種ではなく・最強の種でもない。
自ら置かれた変化する環境に・順応して調整するのが・最も得意な種が生き延びる」
これは生物学の講演ではなく・・経営学講演の教授の骨子だった。

ダーウィンの言葉でないにしても・・記憶違いから生じた言葉だったにせよ・この言葉程・
現代社会には・・最も適切に当てはまる言葉である事は間違いない・とフリードマンはお墨付きを与える。成程と合点頷く。

先進諸国は今世紀の初めの15年間で・・大きなテクノロジーの転換期を通過してしまったそうだ。タイムマシンに乗ったらしい。以後時間が変わってしまった。この15年間の前と後では・・秒速が変わってしまったのだ。その速さについて行けるか否かが・・今後の世界で生き延びて行けるかが鍵になる。

それには全く自信がない。僕はプロペラ飛行機でもちっとも構わない。B29を改造した旅客機でも気にしない。昔ハンブルクからベルリンに飛んだダグラスDC-4の雄姿が・・目に焼き付いている。ジェット機よりも頼もしかった。
コンコルド以上の超音速旅客機が開発中らしいが・・料金に怖気づくのが関の山だ。この新型よりも・・光ファイバーの方が早いに決まっている。

コンピューターも量子コンピュターが実現寸前だし・・DNA型コンピュターも実験段階だ。
ムアーの法則も時代遅れになりつつある。
ビジネスならテレビ会談で済ませられる世の中だ。
ゆっくり旅行を満喫したいなら・・そりゃ・飛行船が一番合っている。ツェぺリンなら高くても乗りたい。奥方を質に入れても乗りたい。奥方も亭主を質に入れて乗りたいだろう。

フリードマンは・・加速の時代には幾つかの弱い国が・破裂する筈だと論じている。一方公平だが・・強い国では政治が内側に破裂している様に見える。
つまり国境は維持されているが・・政党の崩壊が起きている。現代の形では・・テクノロジーとグローバリゼーションと環境の三つが・関連して同時に変化する事に・首尾一貫として適切に対応出来ないからだ。

第一には・・新世代が・並のスキルで並の仕事をするだけで・・ミドルクラスに到達して・
親の世代よりも良い生活を味わえる期待だが・ミドルクラスの生活様式を維持するには・それには親の世代以上に・誰もがより一生懸命に仕事をして・より早く学び直さなければならない。
(この競争に落後するとミドルクラスから落下する。落下すると政治に頼り始める。政治はより過激になる傾向がある。歴史の必然から解放されない)

第二には・・多元的な共存のコミットメント。低スキルの移民と高スキルの移民・・どちらも・・絶え間ない流入を歓迎する広範なコミットメントだ。
激化している加速時代の重圧下にある。無秩序の世界の勃興と・・秩序の世界へ逃れようとする数百万の移民と難民の為だ。先進諸国が物理的に受け入れる余地がない上に・・彼等の多くはイスラム教徒で・何の差別もなく受け入れられるのは難しい。重圧が加算される。

第三には・・都市部と田園部の経済だ。両者は同じ給料ではないが・・ほぼ同じ生活を営めた。加速の時代には望めなくなった。
社会学者ジョナサン・ローチが・・2017年の3月号掲載の小論文で・
「ヒラリー・クリントンは・・3000以上ある郡の内472郡でしか勝てなかった。その472郡では都市部が優勢で・・アメリカの経済生産の三分の二近くを占めていた」

冷戦時代には・・並の生活を満喫するには・都市部と田園地帯の何方に住んでも関係が無かった。アメリカンドリームはどちらにも転がっていた。だが今は違う。
トランプの勝利はこの加速の時代が生んだ申し子だった。つまり時代の寵児だ。その寵児は次の大統領として・・米国に君臨するだろう。歴史が寵愛しているからだ。古代ギリシャ時代なら・・ゼウスの落と子として通用するだろう。
さて我らの関白殿は誰の御落胤なのだろうか・・・??
( ^ω^)

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