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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/05/17 10:48  | コラム |  コメント(1)

プラドの至宝ボス⑥

フレンガーは快楽の園の中央画面・・画家が署名をいれる箇所・・向かって右端にサインの代わりに・洞窟があり・服を着た人物がいる事を留意している。この絵画で着衣なのは・・キリストとこの人物だけだ。この人物が絵を発注したパトロンと推測している。

50年後に描かれたボス像・版画しかないが・・その顔と比較すると明らかに違う人物となる。その後ろに顔の輪郭の一部をぼかせ・・覗かせているのが・ボスと類推する。なる程・輪郭は・ボス像を思わせるものがある。

何故パトロンが裸ではなく・服を着ているかと考えると・・他の人間とは違うという象徴であったのだろう。と同時にアダム派のリーダー・司祭はこんな服を着ていた可能性もある。
この人物の前には・・上半身裸の女性が描かれ・右手にリンゴを持っている。左手のエデンの園らしき世界では・・リンゴの木は見当たらない。彼女だけがリンゴを持っている。
洞窟から伸びた右手が・・彼女を指している。

伸びた右手は誰の物か明確ではない。ハビエルはボスの手だとしているが・・パトロンの手でもおかしくはない位置にある。指で指されている以上重要人物には違いない。
いずれにせよ・・
この重々しい女性は・大柄に描かれ・何らかの地位を示しているのだろう。明らかに他の女性と区別されている。
アダム派の司祭は男女のペア。
女性祭司はイブを表し・・リンゴを持ち・全裸だった可能性もありえる。

快楽の園のコンポジションは・・アルキメデスの幾何学が入れられていると想像するが・・
数学に弱い僕には真に判らない。誰か幾何に強い方は検討して欲しい。ただアルキメデス得意の球と円柱は散見出来る。

画面の鳥類が巨大化しているのも・・男がしがみ付いた大きな梟を隠す手法だったと思う。
又意味不明と思われる絵も・・ネーデルランド・フランドルの諺・格言を鏤められ・
無学な徒があれはこれだと楽しませる。と同時に・・この絵の真の存在意味をカモフラージュしているとも考えられる。

「快楽の園」との名は・・現代に付けられたもので・当時は絵画に固有名称はなかった。長らく「騒がしいモノ」とスペイン人に呼ばれていたらしいが・・その他「苺の樹」もある。
ハビエルによると・・一番古い呼び方は「千年王国」。「マドローニャ(山桃)の絵」「地上の楽園」等と次々時代の好みに合わせられたのだろう。今は「快楽の園」で落ち着いている。

表扉の左上には・・小さいが三重の王冠を被った老人が居て・・僕は現物を観たことがないが・老人は神で・書物には創世記三日目の記述がある。画面の中の衣服の人物は・・キリストとなる。神は三重の王冠を被っているからだ。

千年王国とは・・ルネッサンス期・知識人にも・歓迎されたフィオーレのヨアキム思想だ。ヨアキアは1202年死去した神学者であり神秘思想家で・・法王に書物は全て認定されていた。イエスが地上に戻り・・千年間司るという思想で・・熱狂的に教会も取り入れた・・・
( ^ω^)

One comment on “プラドの至宝ボス⑥
  1. おののののか より:
    なんと映画が

    ボスの映画、明日の金曜日まで上映とか。もう見ましたか。笑

    いや・・まだ・・
    映画館行くのが面倒・・
    その内レンタルに・・・
    ( ^ω^)

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