ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/03/10 10:37  | コラム |  コメント(2)

四面楚歌②

今日のBBC読むと・・金委員長のトランプへの提案に関する・・的確な解説が山積されている。
興味深いので・・その中から・・
トランプ大統領は・・お得意のツィッター

「Kim Jong Un talked about denuclearization with the South Korean Representatives, not just a freeze. Also, no missile testing by North Korea during this period of time. Great progress being made but sanctions will remain until an agreement is reached. Meeting being planned!」

「金正恩は韓国特使団に非核化について話した。凍結だけじゃない。その上、この間は北朝鮮はミサイル実験はしない。大きな前進だが、合意ができるまで制裁は続く。会談が計画されている!」

BBCは・・「北朝鮮の指導者と直接会談した米国の現職大統領は過去にいない。それだけに、米朝首脳会談の実現は外交上、地殻変動的な影響を及ぼす可能性がある」と重要な点を促している。
又・・
「首都ソウルで取材するローラ・ビッカー記者は、北朝鮮が核兵器を放棄するとはいまだ言っておらず、非核化への強い決意を示しただけにすぎないのに留意すべきだと指摘した。

ビッカー記者はさらに、金委員長が政治的宣伝面で勝ち点を得たと指摘。一方で、トランプ氏もこれまでの攻撃的な対応が双方を交渉のテーブルに着かせたと、自分が勝った気持ちでいるだろうと語った・・・・ビッカー記者は、北朝鮮が米朝首脳会談の見返りに何を要求しているのかは明確になっていないと述べた」

このトランプの軽さが・・金に心理的勝利・・国民に対する大アピールに繋がる・・新たな神話を創設する機会を与えたと語っている。素人外交の怖さを示唆している。半面・・その軽さの裏では軍事力の行使を前提にしている・・という恐れを金委員長に懐疑を産ませる力も秘めている。

「米朝会談・21世紀・きっての政治的な大勝負」
ピッカー記者は・・この見出しで記事を書いている。前例のない・・トランプ大統領の軍事的脅迫
・・を金委員長は耐えて・・健気にも吠え返している。その結果・・「もし両者が合意に至らなかった場合、米国には他の選択肢があるのだろうか」と誰しも・・金委員長でさえ思い込む。韓国大統領も同じだ。となれば韓国は崩壊すると信じる。

「米タフツ大学フレッチャー法律外交大学院の李晟允(イ・サンヨン)教授は「米国の鼻の先に<朝鮮半島の非核化>と<核・ミサイル実験の凍結>をぶら下げることで、金氏は制裁を緩和させ、米国の軍事行動に先手を打つとともに、北朝鮮を正当な核保有国家として世界に認めさせようとしている」と指摘する。

「金委員長と会談すれば、それによって相手を対等な存在として扱ってしまうというリスクを伴う。PR的な大惨事となる可能性もある。会談の日取りはほんの数カ月後だ。トランプ大統領が少し前に「小さなロケットマン」と揶揄(やゆ)した指導者と共に、外交上の目的を達成するには短い時間しか残されていない」

「釜山大学のロバート・E・ケリー教授はツイッターで、「トランプは研究もしなければ読むこともしない。彼は文脈から大きく飛躍しがちだ。5月ではつまり、スタッフが必要な準備をする時間が全くない」と述べた。

北朝鮮はこのゲームを何十年も続けてきた。トランプ大統領は新参者だ。大勝利の可能性が見えているかもしれないが、その著書「トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ(原題 Art of the Deal )」は、金正恩氏との交渉のガイドブックにはならない」

この懸念は自由国家の一員なら・・全員が抱いているが・・トランプの信奉者・有権者は大統領の勝利の一歩と信じ・・支持・・近い選挙では投票場に向かうだろう。
しかし・・ホワイトハウス中庭を借りた・・韓国の使節団の発表には・・トランプ大統領もその側近・閣僚も誰一人立ち会っていない。韓国の一人芝居だ・・とアピールする用心深さはある。

「米中首脳会談・・発表時の奇妙な光景」
アンキット・パンダ氏は北朝鮮の専門家
アジア太平洋地域の専門メディアザ・ディプロマの上級編集者。
僕が怪訝を抱き①のコラムで書いた回答が・・記事にあった。

「国家安全保障問題を担当する米大統領補佐官が相手方の同等の高官と会わず、韓国代表団だけと米朝首脳会談の調整を行う奇妙な光景は、注目に値する」

韓国使節団は平凡なスピーチを終え・・大変ありがとうございました・・で締めくくったが・・

「しかし、米国との同盟に対するいかなる肯定も直接的に含まなかったのが目立つ。
米国は「パートナーたち」と一括りにされた。
興味深いことに、鄭氏は金正恩氏の「言葉」を引用している。
今後実現するはずの外交的躍進に関する北朝鮮の言葉はすべて、
韓国を通じてもたらされているにもかかわらずだ。
しかし、
北朝鮮が約束したと、韓国が米国に保証したことに、実際に北朝鮮が約束したのか、
そして・米政府が・・北朝鮮政府と生産的な外交プロセスに臨む準備が・・
できているかは全く明確でない」

韓国の胡散臭い政治的アピールに・・トランプ大統領以下近寄らなかったのは確かだ。

「米朝首脳会談へ 制裁が効いたからか」
カリシュマ・バスワニ、BBCアジア・ビジネス担当編集委員
この記事もワサビが効いている。

「今回の展開が北朝鮮経済について何を語っているかが、特に興味深い。
「ロケットマン」と「老いぼれ」が会談するという展望は、北朝鮮経済がいかに苦境に立たされているかの反映かもしれないからだ。
経済統計を見ると、国際社会の相次ぐ制裁に北朝鮮経済が打撃を受けているのが分かる。

北朝鮮の輸出高は昨年の時点で30%減少した可能性がある。特に、最大貿易相手の中国への輸出は最大35%も減ったようだ。
つまり、北朝鮮経済の3割が消えてなくなったということだ。

最高指導者の金恩正氏が自分の正統性を維持するには、国のエリート層の支持が必要だ。経済規模の縮小を、国のエリート層が歓迎するはずがない。
しかし、今後状況が悪化する可能性を、北朝鮮はもっと恐れているかかもしれない。

ジョージ・W・ブッシュ政権で国務次官補(東アジア・太平洋担当)を務めたクリストファー・ヒル氏は、「今回の経済制裁はものすごかった」と語る。「中国はかつてないほど本気で協力した。(中略)確かに痛みを感じ始めているのだろう」

米誌「ディプロマット」のアンキット・パンダ氏は私に、「非核化をめぐる北朝鮮との交渉について、米国はいずれにしても何らかの代償を支払う」と語った。

「少なくとも金正恩氏の頭の中では、これは対等な者同士の会談で、何より2つの核保有国同士の会談だという認識のはずだ」

核保有国同士の大国同士の会談という認識は・・大変な認識違い・・誤解かも知れない。
金委員長は・・本気で軍事力を使う大統領と会談したことは・・一度もないからだ。クリントンは決心したかもしれないが・・中国と日本にNOを言われ断念したらしい。今度の米大統領は・・中国と日本を味方にしている違いがある・・・
( ^ω^)・・(笑

2 comments on “四面楚歌②
  1. おののののか より:
    四面楚歌

    北の体制は保証されてきたから核開発できた。できたどころか経済援助され核を持たされたという印象がある。極東においてバランスオブパワーにも資する見方があったのだろう。それなりのシナリオがあったのだろうが、今はトランプの担当となってしまった。無駄な戦争は一番したくない奴だ。北の処理で、核容認したり中国に南島を認めるとかするとたしかに関白殿も影腹となる。しかしものは考えようだ。逆に攻勢できれば可能性が拡がるのでは。

    日本は国連憲章と憲法でがんじがらめだ。しかし時のアメリカの意向で相当な自衛軍備を買わされている。しかし自衛では防衛にならない。すぐには攻撃兵器はもたせてもらえない。だから私はなしくずし的(と言っても時々の米政権により、慎重に)に米軍ともっと一体化していけばいいと思う。自分だけで戦えと言われないように。
    トランプなど日韓の核武装容認発言した初の大統領だ。なんでミサイル上空通過を見過ごすのか、と言った大統領だ。いいタイミングが来たから安保・集団的自衛権の条約面でもっと憲法に優先させればいいと思う。ぺルドンさんもそう言った気がするが、JDさんは憲法が優先すると言っている・・。笑 実際には統治行為の問題で、司法は判断回避するだろうし、これを制限する国連憲章・憲法が自然法に反していると思う。笑 だいたい軍人以外の市街地攻撃の、それに原爆使用した専門家はどこの国家だろう。日本の戦い方は違ったと思うが。
     
    外交とは修羅場ですべての手段を動員するものだと思うから、できるだけのことは考えなければ。こういう考え方、日本でもまだまだ袋叩きにあいそうだが・・・四面楚歌。笑 

    習近平総書記は憲法改正。関白殿・・憲法改正出来なければ・・
    それこそ・・影腹どころか・・首が飛ぶ・・・
    ( ^ω^)・・・(笑

  2. おののののか より:
    ありがたいお言葉

    習主席が帝政を始めるのに、関白殿が議院内閣制でおろかな野党との議論で疲弊では、中国に完敗だ。野党にはせめて英国労働党並みになって欲しいが、見込みはない。関白殿なんだから天皇の下、議院など軽視して文字通リ関白殿でもいいんだが。笑 どうせ日本人には民主主義はなじまない。税金についてぐっちーくらいの事が言えて初めて民主主義だ。笑
    しかし憲法改正案、関白殿の案、米国もあれでいいのだろうか。やはり国連憲章が引っ掛かるのか。普段は使えない石破、の案を利用すべきか。笑

    番犬は・・小型犬が相応しい役割だそうだから・・野党はスピッツでいいなんて言えば・・ボクサー犬並みに吠えられるな・・・
    ( ^ω^)・(笑

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