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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2017/09/08 15:33  | コラム |  コメント(0)

トイレットペーパー①

手塚治虫の初版本が・・トイレットペーパーに化けた話を書いたら・・ヴィクトリア時代のトイレの話に・・鼻を突っ込んでしまった。別段趣味ではないが・・偶然取り上げて読んだ本が・・「ヴィクトリア朝英国人の日常生活」で・・当然トイレの話しが遡上に登っている。

この時代の人間は・・古代ギリシャ人のように・・出来るだけ庭で用をたした。そんな庭があればの話だが。造りは簡単である。出来るだけ母屋から離し・・理由は言うまでもないが・・深い穴を掘る。その上にすっぽり小屋を置くと言うか被せる。
扉の上下には隙間があり・・換気を促した。内部は木製の板に・・用を足す穴が口を開いている。個人の趣味によるが・・花が飾られていたらしい。穴が満杯になると・・新しく穴が掘られ・・移動式の小屋をどつこいしょと上に置く。

このような広い庭や空き地を持たないイギリス人は・・必要は発明の母となる。土かけ式便所の出現だ。名称通り・・排出物に土を被せる。土と混合させ堆肥化を図る。堆肥化後・・土は何度でも最利用された。
便座の下にはバケツ・・背後には・・乾いた土を詰め込んだ細長い箱がある。
1860年このシステムの特許を・・牧師が取った。牧師さんは多くの人に感謝され・・実業家としても成功を収めた。
都会では・・又大規模施設では・・十分な土を得られなかったので・・灰を利用した。灰は・・各家庭は石炭ストーブを使っていたので・・毎日得られた。

水洗便所も造られたが・・配管や水流の問題があり・・解決するのに今世紀までかかった。案外不便で手間がかかった。

ヴィクトリア朝のトイレットペーパーは・・新聞だった。新聞を四角に切って・・使用された。固かったから・・使用前にはよくもみほぐした使われたと思う。それに使用すればインクが良質ではなかったろうから・・活字の跡が付くのは防げなかったと思う。勿論書物も再利用された。ページをちぎって使われた。

これは中国でも古書物をちぎって・・古くから使われた。ある学者が何気なく利用しようとした書物を見て・・こんな有難い本を便所紙に使うのは畏れ多いとして・・懐紙を作り出したという噂がある。

17世紀英国では・・駄作を「尻ふきこそ相応しい」と貶した。
幸いなことにThe Gucci Postは・・インターネットだから・・これでお尻を拭くのは不可能だ。だから安心して・・コラムが書ける。新聞や雑誌・広告紙や古封筒なんでも使用された。落していく物に・・これ以上の金は使わないという・・吝嗇精神に満ち溢れていた。

これを一変させたのは・・医学界だ。顕微鏡で細菌を発見した。おまけに細菌は病気の源本と啓蒙された。伝染病のように・・過激な思想が流行した。
トイレットペーパーに殺菌剤を染みこませねばならない。画期的な衛生観念は・・先駆者の米国から始まった。
忽ち「薬剤入り」トイレットペーパーの量産が始まった。
1857年最初の銘柄が発売された。
英国では・・1880年英国特許ミシン目入ペーパー会社が生産開始。この会社の製品は・・1ロール100枚・500枚のシートがミシン目に沿って切り離せる。

製造業者達は・・製品の使い心地や便利さよりも・・医薬的な特徴を強調する事で・・健康的な生活の必需品として目論んだ。
薬剤が添加されたトイレットペーパーは・・硬く・・光沢があり・・トレーシングペーパーに似ていた。
1980年代になっても・・まだ学校では薬剤入りトイレットペーパーが当たり前で・・授業ではしばしばトレーシングペーパーとして使われた。もちろん未開封で清潔な状態でだが。柔らかくて・・吸収性の高いトイレットペーパーが・・出現したのは・・20世紀後半のことだった。・・( ^ω^)・・・(笑

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