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2017/03/14 09:42  | コラム |  コメント(2)

鶏⑦

ソクラテスは毒が心臓に達する直前・・アスクレピオスの神殿に雄鶏を一羽供えてくれと冗談を飛ばした。古代ギリシャでは病気にかかると・・回復を願って雄鶏をアスクレピオスに捧げた。

死の間際では・・流石のアスクレピオスでも難題ではないか・・という考えるが・・彼には死者でさえ蘇らせられると信じられていた。古代キリスト版だ。
尤も古典学者のエヴァ・クルーズは違う解説だった。ソクラテスは死ぬ直前に・・服をめくって勃起した男性自身を見せたと言うのだ。

ギリシャ語では・・「冷たくなる」と言う意味と「硬直する」とか「元気になる」と言う意味が同じだった。鶏は性欲と癒しの鳥でもあった。ソクラテスらしい冗談だった。
この時代・・鶏は「ペルシアの鳥」と呼ばれていた。その3世紀前のユリシーズでは・・1羽の鶏も登場しない。だが・・紀元前
620年までには鶏はギリシアの壺に姿を見せる。実物そっくりなテラコッタ製の鶏が・・デェルフォイ・アポロン神殿の聖域から見つかっている。ギリシャでは・・鶏は癒しと復活の強力なシンボルだった。

鶏を主人公にした最古の物語は・・イソップの「雄鶏と宝石」になる。雄鶏が偶然に高価な宝石を見つけた。雄鶏はその価値を認めながらつぶやくのだった。
「世界中の宝石よりも・・今は一粒の麦が欲しい」
鶏は古代ギリシャでも・・ペルシアでもインドでも神聖すぎて殺せないと考えられていた。ピタゴラスは紀元前6世紀だが・・
「雄鶏を肥やしても・・生贄として供してはならない。太陽と月とに捧げられているのだから」
と忠告を残している。

ソクラテスが死刑になった頃・紀元前399年当時・・ペルシアはパキスタンからアジアとへレスポントスまで支配していた。
ギリシアでは・・ペルシア人は専制的で・・堕落した民との宣伝文句が浸透していたが・・アテネではペルシアの服装・建築物・食物が歓迎されていた。それに新しい商品・植物・動物・思想・宗教・発明品は大歓迎されていた。大歓迎された果物には・・「ペルシアの林檎」があるが・・これは桃である。学名は「ペルシカ」・・以来が分かる。

アリストファネスは・・喜劇に雄鶏を再三喜劇に登場させ・・ペルシアの代理人に仕立て嘲笑した。ペルシアの最初の王は雄鶏だったとして・・甲冑を纏いペルシアの王冠・鶏冠を被せ・・飛び切り長くて・・飛び切り赤い男根を見せびらかせ・・観衆は拍手喝さいを送った。
ギリシア人は・・男根は大きいよりも小さい方が美しくて上品だと考えていたからだ。にしても壺等に残っている絵を見ると・・女性は必ずしもその美意識に賛同できないらしく・・全裸の女性が持っているのは・・XLサイズの張子だ。

鶏は薬として重宝された。万能役として重宝された。何にでも効くと看做された。チキンスープは・・プリニウスが下痢に大変効果がある治療法だと書いたが・・2000年・米国胸部医学界誌に発表された研究だと・・穏やかな効き目がある抗炎症作用があり・・風邪にみられる上気道症状を緩和されると分かった。その他様々な効き目が鶏にはあると証明されている。

皆さん鶏を食べましょう・・感謝しながら。
なお最近の研究では・・鳥類の先祖・恐竜は哺乳類だったとの説が出ている。( ^ω^)・・・(笑

2 comments on “鶏⑦
  1. おののののか より:
    ソクラテス

    ソクラテスは銅像のように何時間か固まっていることがよくあったとか。筋肉が硬直する病気?で、集中力があり過ぎたのが災いしたのか。痙攣ではなく硬直というところが凄い。私は見たことがないが。これもソクラテスの思想に影響しているのだろうか。
    冷たくなる=硬直する=元気になる これは意味深だ。ソクラテスの事を言っているのか。この辺りをもっと描いて欲しい。
    結局、文明・富は東方からきた。ギリシア人はペルシアの傭兵をやるほど貧しかったが、自分たちの個人の価値を自覚していて、民衆もペルシアを軽蔑していたということか。

  2. ペルドン より:
    古典ギリシャ語の綾

    ギリシャ語の掛詞で・・ソクラテスは最後のジョークを飛ばしたのでしょう・・
    ( ^ω^)・・・(笑

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