ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/10/12 10:38  | コラム |  コメント(1)

フェイクニュース⑦

マードックは事実消した訳でも・・ポスト真実を発明した訳でもない。
ただ生まれた隙間を見つけて・・そこに潜り込み・利用した。
その結果・・誇張によってニュースは徐々に信用を失い・科学が誇張され・矛盾する主張を続けて事で・幻滅が生まれた。

人々が過激さを求めているなら・・それを与えればいい。一風変わっていても・・それが正直というものだ。2016年・・フォクスは・アメリカで最も視聴率が高いケーブルニュース局になった・と著者は説明してくれる。

当然・・米国のマスメディアに影響を与えた。この風潮に背を向ければ・・視聴率は下がり・・新聞は売れ行きを下げる。一流紙もイエローペーパーの影響を受ける。同僚が解雇されていくのを・・目撃すると明日の我が身を案じなければならない。

マードック登場前も・・クオリティ紙を飾った写真・・例えば硫黄島の摺鉢山を確保した瞬間の兵士達が・星条旗を頂上に立てる瞬間の写真は・感動を日本人でさえ呼ぶ物で・ピュリッツアー賞を得たが・・占領後2日後演出され・撮影されたフェイク写真だった。
これは今も今後も論議を呼ぶ性質の・・本質の写真ではある。本物の写真よりもフェイクの方が強い場合がある。
硫黄島の真実とは・・哀しい程小さな国旗が即席のポールに掲げられただけだつた。
その瞬間は・・ある軍曹が安カメラに収めていたとペレッティは書いている。当然・・将軍はお気に召さなかった。
で・・ピュリッツアー賞の登場になる。

例えばとペレッティは皮肉な数字を挙げる。
月面着陸は造り物だと思っている米国国民は・・73%・英国人は52%。18才から30才までの78%はスタジオで作られたと信じている。
この背景を分析すると・・ニュースで流されなければ・月面着陸は本物と人々は信じる。
何故なら・・米国人の94%は・・主流メディアのニュースは総て偏向していて・ただのでっちあげだと思っているからだ。
人々が注目するのは・・
中立的な報道ではなく・フォクスが切り開いた攻撃的な意見だ。
「事実」は・・
説得力のある主張に合わせ・形を変え・都合の良い処だけ切り取られ・狙った所に撃ちこまれる。
9.11も例外ではない。
「ルース・チェンジ」というドキュメンタリー映画は・・
同時多発テロは米国政府の秘密作戦だったと主張している。オンラインで最も視聴されたドキュメンタリー映画になった。虚偽であることが広く証明されているにも関わらず・・この映画のインパクトは大きかった。
そのフェイク史を振り返ると・・
スペイン市民戦争後・ジョージ・オーエルは・・

「新聞が出来事を正しく報道する事はないのだ・・と幼い頃から気付いていた。しかしスペインで初めて・・事実は何一つもない報道を目にした。
普通の嘘にあるような・・それらしい係わりさえ無かった。
何の争いもない場所で・・大きな紛争が報道されたが・大勢の兵士が殺された場所については・
何の報道もなかった。
これは恐ろしい事だ。
何故なら・・客観的な事実という概念が・世界から消えつつあるような気がするからだ」

1938年4月、彼はスペイン内戦体験を描いた『カタロニア讃歌』を刊行。
彼の生存中、初版1500部のうち900部売れたという。WIKI

僕がスペイン行を決めたのは・・映画「日曜日には鼠を殺せ」を見たのが・切っ掛けになった。
その頃はフランコ全盛時代の黄昏の日々辺りで・・独裁という言葉を教科書以外知らなかった世代としては・・独裁政治・独裁政権下というものが・どんなものか無性に知りたくなったからだ。
自分の体で経験したかった。
といっても・・フランコ反対とか叫びに行ったわけではない。日本人として・・アウトサイダーとして静かに観察したかっただけだ。行けば・・「日曜日には鼠を殺せ」に間に合ったからだ・・・
( ^ω^)

One comment on “フェイクニュース⑦
  1. おののののか より:
    フランコ政権

    民主主義を始め出しても、諸般の事情で、軍事政権がでてきます。ほんと国により事情が違いますからね。スペインの場合はほとんど知らない。ヒトラーは民主主義によって生まれて来た。ぺルドンさんがこういう理由でスペインを選んだとは・・・今まではこれをほとんど書いていないな。楽しみです。

    ハードボイルドで行くか・・・
    ( ^ω^)

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