ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/10/11 11:05  | コラム |  コメント(2)

フェイクニュース⑥

GAFAだけでなく・・AIやITや関連の若手起業家には・一つの夢があるらしい。
1つの心的ステータスでもあり・・自社を防御し・更に武装出来る武器として・メディアを求める傾向にある。
例えば・・
Forbes JAPAN 「米タイム誌を200億円で買収、セールスフォースCEOの野望 」
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セールスフォース・ドットコムのCEOでビリオネアのマーク・ベニオフと、妻のリン・ベニオフらが、米国のニュース雑誌「タイム」を1億9000万ドル(約210億円)でメレディスから買収することが明らかになった。

「タイムは人々に影響を与え、人々をつなぐ役割を果たす人物やトピックを、独自のストリーテリングによって伝えてきた。米国の歴史や文化を象徴する宝といえる」
とベニオフはツイッターで述べた。

ベニオフの資産額をフォーブスは67億ドル(約7500億円)と算定しており、彼は収益面で苦戦する伝統的メディアの再生を担う新たなビリオネアとなった。

「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事によると、タイム誌は昨年、発行部数の3分の1を削減したという。

ベニオフは、10数社の企業に投資を行ってきたが、その大半はテクノロジーやソフトウェア領域の企業。その1社であるサイバーセキュリティ企業の「Illumio」の企業価値は10億ドル以上となっており、傘下には不動産アプリの「Compass」やホテル向けソフトウェアの「Duetto」もある。

アリアナ・ハフィントンのメディア企業「Thrive Global」にも出資を行っているベニオフは、「タイム誌は世界の現状を映し出す鏡のようなメディアであり、そのビジネスは変革の時期を迎えている」
と述べている。」

念の為に付け加えると・・
2013年アマゾンのジェフ・ベゾスは「ワシントン・ポスト」紙を2億5000万ドルで買収。ワシントン・ポストは当時、広告収入や購読者数の減少に直面していた。

今年6月には経営が悪化、人員削減も伝えられた有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」は・・テクノロジー分野で成功した医師で・中国系実業家パトリック・スンシオンが5億ドルで買収していた。

ではメディア業界は指を加えて・・新人に新顔に蹂躙されるのを見ていたかというと・お手本になる実例がある。マードックだ。
マードックは米国では・・サッチャーに寄り添ったように・レーガンに寄り添っていた。

彼は20世紀フォックス・出版社ハーパーコリンズ・・ウオール・ストリート・ジャーナルを手中に収めた。マードックの帝国は・・100を超える放送局・175の新聞社・40の出版社と一つの巨大映画制作会社フフォックス・世界の47憶人の視聴者・地球上の人口の四分の三に及んでいる。

当然・・政治家はマードックの手にキスをしたがつた。ただマードックは
「政治家に頼み事をしたことは一度もない」
と豪語しているが・・本当とも嘘とも受け取れる言葉ではある。

しかし・・ペレッティに言わせると・・
2000年代の初めには・フォックスはワシントンのリベラル派エリートに対抗する・本物のアメリカの声として・自分達を宣伝し始めた。フォックスはアウトサイダーではなく・・主流になった。
マイノリティや企業が政府の中枢に入り込み・・甘い汁を吸い・アメリカ国民はないがしろにされていると訴えた。アメリカ国旗の中に・・フォックスのロゴが浮かぶ映像が流れた。天才的手口だった。

あからさまな保守びいきは・・フォックスを孤高のアウトサイダーに見せた。
ワシントンのパーティに出入りして・・プレスリリースを受け売りするだけの退屈なテレビ局とは・対照的だった。腕を捲り上げて荒々しく声をかける・・右翼剥き出しのフォックスキャスターに比べると・主流テレビ局のキャスターはお上品すぎた。お嬢様に映った。

フォックスは・・ニュースを娯楽番組に変えた。これは時代にも適合した。
フォックスはアメリカ右翼の定義を変えた。ティーパーティとも結びつき・・バノンのプライベート・ニュースやオルタナ右翼とも手を握った。

(オルタナ右翼には公式のイデオロギーがあるわけではないが、オルト・ライト(英: alt-right)は、右翼思想の一種。アメリカ合衆国における主流の保守主義への代替案(オルタナティブ)として出現した。
共和党の大統領選挙候補者ドナルド・トランプを支持し、多文化主義や移民へ反対する点で特徴づけられる運動だとされる次のような思想と関連性を持つと複数の論者は指摘している。白人ナショナリズム、白人至上主義、反ユダヤ主義、反フェミニズム、右翼ポピュリズム、排外主義、新反動主義運動。
4chanなどのサイトを中心として、主にネット上でインターネットミームを多用しながら発展してきた運動であると言われている)WIKI

オルタナは・・自分達が否定するものを強調する事で・アイデンティを作り・同性婚に反対し・マイノリティの特殊な要求に反対し・銃規制にも中絶にも移民にも反対した。
エリートとワシントンとイスラム教にも反対した。
否定が新しい政治運動のプラットフォームになったが・・その切り札は伝統的なマスコミが定める「事実」の否定だったと・・新鮮な切り口でペレッティは説く。

更に熱弁を振るう。
リベラル派のエリート達が・30年にわたる自分達の独善的な支配が終わった事を・心配する必要はない。既にもう終わったからだ。
この社会は権力闘争の時代に戻った。真実は単なる文脈に過ぎなくなった。

このペレッティの説法は雄弁だけでなく・・我々の目に新しい米国を啓蒙させてくれる。
この視点から・・トランプ政治と民主党・既成マスコミとの闘争を観察する必要がある・・・
( ^ω^)

2 comments on “フェイクニュース⑥
  1. 健太 より:
    テレビをみて

     何がいいたいか、さっぱりわからない。番組を作るが視聴者を意識しているとはおもわれない会話が出てくるからです。目的の付属品とも思われないものが多い。さっさとやれと思う。
     赤の他人にみぜると思っていない。新しい現象や見方は赤の他人に説明するつもりでしないと無理が来る。<俺だけ生きるぞ>ですよ。

    健太さん
    日本のテレビ見れないので・・
    BBCやCNN・・スカパーで観てます・・
    BBCの方がいいですね・・・
    ( ^ω^)

     

  2. おののののか より:
    右も左も同方向だったが・・・

    ホリエモンも三木谷もテレビ局などメディアを欲しがった。孫正義もマードックと組んでテレ朝を買収しかかった。株取引所も手掛けた。まあこれは新参者の好みなんだろうな。

    マードックは豪州の一小メディアだったが、どういうわけかアングロサクソン諸国の大メディアになってしまった。サッチャー・レーガンで飛躍したから保守・共和党系で、彼らが新自由主義の元祖だ。思想的にも伝統的だ。

    ところがクリントン夫妻を見れば解るように新自由主義の果実は、リベラル民主党、労働党も負けじと貪り食った。タックスヘイブンなどというものがあるのだから、止まらない。グローバル化についてはリベラルは保守を上回っていた。リベラル派のエリート達はドメスティックではなかった。リベラルは民主党政権下での公民権法でも準備していた。リベラルは世界政府に夢を持っている。マスゴミもリベラル系の方が多い。確かに民衆にもトリクルダウンがあった。・・・・しかし新自由主義の結果は出た。トランプは昔は民主党だったが、共和党から出馬した。マードックはあくまでアングロサクソンのメディアだと思う。日本ではFOX系列が少ないが。

    マードックは・・何処からアノべらぼうな資金を撒き集めたんだ・?
    ( ^ω^)

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