ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/10/04 21:34  | コラム |  コメント(1)

フェイクニュース③

我々は物事を考えるのに・・バイアス(先入観・偏見)無くしては前進出来ない。
何故なら・・ナイハン教授によると・・
「総ての情報は・・自分の中で既に存在する・バイアスを通して処理される」
この教授の指摘が正しいとすると・・
「他人を理解し接する上で、自分を理解していることは、大事なことだと思います」
というある心理学者の言葉は・・重要な関所になる。

更にナイハンは一歩踏み込む。
「私達は新しい情報によって・・自分のバイアスを裏付けようとし・そう出来る情報を積極的に探している。自分のバイアスと合わない事実は・・合う様になるまで捻じ曲げられる」
だからこそ・・自分を理解している事が大切になる。これで捻じ曲げた箇所を修正出来るからだ。

バイアスを裏付ける道具は・・以前は新聞だった。今はフェイスブックやツイッターが・・数倍以上の威力と速度で代理出産している。
しかし・・自分の世界観と異なる事実を突きつけられても・・その世界観は変わらない。強化されるだけだ。ナイハン教授は肩を竦めながら言う。

「心の中で「違う」と言いながら・・何故違うのか・証明する様な反論を考えている」
「反論を考えながら・・間違った信条に更に浸って行く」

ペレッティは悲観論者のように言葉を添える。

「人は信じたい事だけを信じ・・耳障りな情報を排除する。それでも何か新しい事が・・起きている事は間違いない。私達は脅威に晒されているという事だ」

政治家が・・自分の支持基盤と結びつく為の最も効果な方法は・・彼等の恐れに訴える事だ。
ヒラリーとトランプが壇上から・・相手についての恐れを煽った大統領選挙より遥か以前に・恐れは営業の道具として磨かれていた。
(この手法は・・古代ギリシャ時代からというよりも・洞窟時代にお隣の洞窟を襲う為にも・用いられたと思う)

ここでフロイトが現れてくる。
「人の合理的な判断は・・全て無意識の欲求に突き動かされている」

このフロイトのイデアは・・ある銀行家によって磨かれ・人間が抑制している欲求を解放すべきだとなった。

「アメリカをニーズ文化から・・欲求文化に変えるべきだ」

消費主義とは・・単なる買い物ではない。社会で受け入れられた買い物と言う行為を通して・・
無意識の願望を叶える事だに解釈された。

広告界の大物リーブスは・・「sex」は売れると言って有名になったが・・
「もしsexを売っているとしたら・・sexは売れる」と言ったに過ぎない。
シュメールでは処女は売れた・・初物を売るのが市民の義務になっていた。童貞は売れなかった。

これは応用が効いた。販売にも有効だったが・・その延長上は当然政治と直結した。
これはモラルの改革でもあった。
そうすると・・大衆は欲求が欲するまま走り出す。社会は自分達の欲求のまま・・暴走する群れになった。

リーブスは自分の哲学を語る。

「広告は一つの事に基づいている。幸福だ。
では幸福とは何だ・?幸福とは新車の香り。恐れからの解放。
今やっている事が大丈夫だと・・念押ししてくれる道端の看板。自分は大丈夫だという確認だ」

リーブスはこの世に氾濫している商品は何から何まで・・「恐れに付けこむ」・!!

2016年の選挙戦で・・メキシコ人への恐怖を煽り・「巨大な壁」という解決策を提示したトランプは・・天才広告マン・リーブスの生まれ変わりであった。恐れは・商品の売込みではなく・・いまや大衆説得兵器として・効果的に利用されたわけだ。ヒラリーは幻の壁に敗れたと言っても・・過言ではないだろう・・・
( ^ω^)

One comment on “フェイクニュース③
  1. おののののか より:
    消費主義

    以前も広告が効く所得階層の記事があったな。今はシアーズがつぶれる程通販で、好みの商品に誘導され、ケアーが細かくなっている。ITとAIの威力だ。グッチーポストも広告を載せれば、億万長者。

    消費主義、第二次世界大戦後、顕著になったように思える。米国は悲惨な戦争ではなかったが、世界恐慌の古傷もうずいているのかな。ペレッティもクレジットなどの信用創造を強調している。フロイト理論まで援用した銀行家って誰なんだろう。・・・アメリカをニーズ文化から・・欲求文化に変えるべきだ。うーん、ちゃんとシナリオがあるんだなー。

    そのラインで動いている・・・( ^ω^)

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