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2018/09/15 10:19  | コラム |  コメント(2)

何故かシェイクスピァ③

この一見手厳しい法令を・・何故エリザベス処女王は発令したか・?

現代の学者の研究によれば・・
「1572年のエリザベス女王の法令は・・俳優を敵視したのではなく・保護しようとしたものだ・・・
G・バーベジやR・バーベジに安んじてシェイクスピアを上演させ・シェイクスピアの真価を認めて・R・バーべジにその本領を発揮させようとしたものだ」
W・ブリッジアダムス著(極めて魅力的な演劇1957年)

「この法令に基づき・・後援者レスター伯爵(女王エリザベス1世の寵臣であり、一時は女王の愛人となり結婚も取り沙汰されていた。1564年にレスター伯爵に叙された)の尽力により・国家から最初の「俳優免許書」を受けたのはG・バーべジであった」

レスター伯爵に叙せられて・・法令が発令されるまで8年がかりだった。処女王在位14年目の出来事だった。この法令が発令された背景にある・・英国の社会情勢は・

「イギリス全国に劇団が幾つも出来ていて・・各地を巡業した。貴族雇われていて・・普段は主家の制服を着ているが・殿様の御用が無い時は・地方を巡業し金儲けをしていた。邸宅や納屋や宿屋の中庭で興行した。
その下には・・また一段とレベルの低い芸人共がいた。昔のミミに近いイカガワシイ連中で・・興行の合間に着たままゴロ寝したり・親方がいない有様だった。

エリザベス女王時代になると・・この親方がいない連中が増えて・大きな社会問題になった。
封建時代からの豪族が崩壊し・・流れ出した兵士や家来共・修道院の廃止で宿なしになった僧や
事務員・作男共・それに乞食やら貧乏書生やらが加わわって・浮浪人の大軍が全国的にはびこって
・旅行が極めて危険状態になっていた。
処女王はこれまで既に厳しかった浮浪罪を・更に厳重にして・・この有名な法令発布した」

常識的に考えると・・レスター伯(シェイクスピァの影の作者とも噂がある)がこの法令を利用して・役者稼業をまっとうな職業に引き上げたとも考えられる。またこのような社会情勢に陥ったのは・・彼女の父王が・富を握っていたカトリックの修道院や教会の財産を没収した結果ともいえる。彼女は貧者の養老院等福祉事業も手掛けたが・・父親の尻拭いをしたとも言える・・・

( ^ω^)

2 comments on “何故かシェイクスピァ③
  1. おののののか より:
    ヘンリー8世

    父王のヘンリー8世が、全くカトリックなのに、教会財産没収に及んで、偽新教徒に衣替え。やはり清教徒と同じく、イギリスは宗教というより民族なんだろう。本音は誰しも皆そうなんだろうが、実行力が違う。

    大国スペイン王と神聖ローマ皇帝のカール5世とそれに対抗するフランス王に比べれば、貧乏な小国だったから、イタリア戦争に出兵したのは大きな負担だったのだろう。小物扱いされたし。仏独の宗教戦争ほど惨憺たるものではなかったと思うが、目の前の財産に手を出した。トランプや中国もやりそうなことだ。そういえばヘンリー8世は性格がトランプに似ている気がするな。なんとシェークスピアに作品があるではないか。今度読んでみるか。笑

    ( ^ω^)

  2. おののののか より:
    とすると

    ぺルドンさんの言ったトランプの原型がヘンリー8世だとすると、逆にトランプがいかに大きな仕事をするか、逆算できてしまうな。メアリ―女王と同じく、トランプの反動が出て来たとしても、もう行き先は変らないということだ。サンダースはトランプの兄弟だから、サンダース以後の歴史も、スチュアート王朝をなぞればということになってくる。だいぶ見通しがついてくるな。

    歴史は二度と繰り返さない・・という言葉も・・
    歴史は繰り返す・・という言葉もある・・・
    ( ^ω^)

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