ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

気まぐれ半十郎⑯

半十郎達が丹後口門に到達すると・・既に門には縄が幾重にもかけられ・・大勢の農民が掛け声勇ましく・・引っ張っていた。やがて大音響を発して門はモンドり返った。ほこりが湧きたつが・・農民の群はものとせず・・城下になだれ込んだ。 … 続きを読む

[ 2017/07/21 00:32 ] コメント(6)

気まぐれ半十郎⑮

三日後・・関孫七が籠に乗り・・御伴を二人連れて・・郡奉行所を訪れた。関は郡奉行に・・供の二人は目付の手代で・・藩士五名が行方知れずになり・・探索を原御家老から命じられたと説明する。忽然と姿を消した藩士の妻女達が・・家老屋 … 続きを読む

[ 2017/07/20 19:10 ] コメント(2)

気まぐれ半十郎⑭

籠に乗った侍が郡奉行所を尋ねて来た。半十郎は郡奉行にその侍を見合わされた。小柄で見るからに利発さが・・感じられる御仁だった。 「関孫七でござる」 侍は名乗る。 「梅干半十郎でござる。関殿は大善殿の懐刀でごさるな」 半十郎 … 続きを読む

[ 2017/07/20 12:00 ] コメント(0)

気まぐれ半十郎⑬

梅干半十郎の侍らしい最後を・・郡奉行に報告しながら・・ 「大善めらは・・次はお奉行に毒手を延ばしてくる・・と考えられ申すが」 と口を添えた。 「それはまだ早い様に思える」 郡奉行は・・他人事のように言ってのけた。 「大善 … 続きを読む

[ 2017/07/19 21:59 ] コメント(0)

気まぐれ半十郎⑫

堤から処刑場を見下ろすと・・四角い結界が張られていた。上の方に・・笹の葉が残された細長い竹が・・四隅に立てられ・・一本の縄が巡らされている。至って手軽な処刑場だった。真ん中にかなり大きな深い穴が・・几帳面に掘られ・・罪人 … 続きを読む

[ 2017/07/19 10:33 ] コメント(0)

気まぐれ半十郎⑪

その日は朝から小雨が降っていた。外を出歩くには・・うっとしい日だった。 「西郷慎太郎殿が牢死し申した」 郡奉行がさり気無く漏らした。聞いても半十郎は驚かなかった。土気色の顔色を見ていれば・・医術の心得が無くとも行先は分か … 続きを読む

[ 2017/07/18 01:11 ] コメント(0)

気まぐれ半十郎⑩

その日は・・籠に揺られて半十郎は・・城下の宿に戻った。まだ湯が沸いてなかったので・・勝手口にある井戸から・・何杯も水を被った。火照った体を・・冷えた井戸水は静めてくれる。 奉行がどんな策を講じているか・・絵図面を見せてく … 続きを読む

[ 2017/07/17 11:25 ] コメント(4)

気まぐれ半十郎⑨

「不思議な事に」 と奉行は言葉を継いだ。 「藩主に御猶子をお迎えすると・・この藩は大騒動が起きる」 「その大騒動が・・起きるのでござるか」 この落ち着き払った奉行に・・半十郎は根掘り葉堀り・・問いただしたくなった。少し奉 … 続きを読む

[ 2017/07/16 18:51 ] コメント(0)

気まぐれ半十郎⑧

半十郎は二十石船に乗り・・緩やかに正木藩に向かっていた。岩場は少なく・・流れも穏やかで心地よかった。よかったが・・正木藩で半十郎を待ち受けているのは・・逆巻く激流だろう・・と見当はつけていた。 藩は・・塩見大善家老が牛耳 … 続きを読む

[ 2017/07/16 09:50 ] コメント(0)

気まぐれ半十郎⑦

「米をはじめあらゆる農産物・・野菜も・・草鞋・縄・筵・手工芸品等等・・物の売り買い全てに一割の口料をかけ申した。売りにも買にも。この正直取締会所が取り仕切り・・それ以外の処では・・一切売買出来ぬように仕上げたのみか・・値 … 続きを読む

[ 2017/07/15 15:22 ] コメント(6)

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