プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

実りの秋(棚ボタの秋)

 読書の秋、文化の秋、天高く馬肥ゆる秋なのに、9月から高熱が出ては引っくり返り、収まったと思ったらまた高熱が出るという散々な秋になった。これまで熱など出たことがないので、どうも初めの対応を誤ってこじらせてしまったらしい。…

[ 2010/10/22 17:32 ] コメント(4)

日銀が株を買ってくる

何と嬉しいことか  10月5日に日銀が発表した「包括的金融政策」には、いささかならず驚かされた。  とかくこれまでは市場や政治家にせっつかれ脅され、それでも少しづつしか動かないという、日銀の伝統的な金融政策のあり方からみ…

[ 2010/10/15 17:36 ] コメント(3)

災い転じて福と為す

 中学生のころ若い先生が新しい憲法について、さも得意気に「日本は非武装で世界に範を垂れるのだ」と例の憲法の前文を教えてくれたことがある。あの「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意…

[ 2010/10/08 17:33 ] コメント(5)

喧嘩は覚悟と度胸だ。

 「小さな正論」や「小さな正義」が大きく取り上げられ、それをまたマスコミが増幅すると、しばしば大義が忘れられ「地獄への道は小さな正義の石で敷き詰められ」いわゆる合成の誤謬というとんでもない結果となる。  いま政府の中枢…

[ 2010/10/01 17:24 ] コメント(6)

名目と実質

 その昔月給が毎年のように大きく上がっていった。一万五千円の初任給が翌年は一万七千円、その次は一万九千円といった具合に上がっていった。一万五千円で入社した身としては新入社員より常に高くなる計算で上がったから、あっと言う間…

[ 2010/09/24 17:34 ] コメント(3)

なめたらあかんぜよ

 6年半ぶりに行われた日本の為替市場への介入を巡って、その有効性や反響について急に世間が賑やかになり、例によってその効果について自虐的で否定的な見方かも一杯出て来た。なかでも笑ったのはあのグリーンスパンをTVに引っ張り出…

[ 2010/09/17 17:09 ] コメント(6)

回転ドア

 回転ドアとはくるくる回りながら人が入れ替わるドアのこと。アメリカでは政権が変わると閣僚は勿論トップ官僚の多くが入れ替わり、政権党の政策に沿った政策が実行されていく。当然政策もガラリと変わることが多いし、国民も大統領と議…

[ 2010/09/10 11:50 ] コメント(3)

政治を信じちゃいけないよ

(山本リンダの「噂を信じちゃいけないよ」版)  あまりの馬鹿馬鹿しさにコメントする気も失せてしまっているが、それにしても民主党のあの馬鹿騒ぎにはやはり一言いっておく必要がありそうだ。  鳩山が言い出したトロイカとは何だ…

[ 2010/09/03 14:23 ] コメント(2)

最強の通貨、最弱な株価

 株のことなど何もしらずに22歳で証券会社に、ただ食い扶持を得るために就職、おふくろからは「とうとう家から株屋が出たか」と嘆かれてはや50年経った。 優秀でよくお勉強が出来る連中は繊維会社や炭鉱へ、そこそこで真面目な連中…

[ 2010/08/27 17:31 ] コメント(2)

お盆雑感

 8月14日の夜は久しぶりに本気で見る気でテレビドラマ「歸國」を観た。  さすが倉本聰氏の脚本だけあって、難しいテーマを感情を抑えて視聴者に考えさせるドラマになっていて、戦前生まれとして思わず襟を正したくなった。  もう…

[ 2010/08/20 17:37 ] コメント(3)