昨日、民間のNAB（National Australia Bank）が発表した１０月の豪のビジネス　コンディションは前月の＋１４ポイントから＋２１ポイントに上昇しました。　一方で、ビジネス信頼感指数は、前月を変わらずの＋８ポイントでした。

NAB のチーフ　エコノミストAlan Oster 氏は
（１） 今回の数字は、豪経済が我々の予想以上に強いことを示しているが、今回の数字は極端に高い数字であり、これが、今後、どれだけの期間に亘って続くか不透明である（むしろ続かない可能性の方が高い）。

（２） 内訳としては、製造業が大きく上昇した一方で、将来の受注に関してはやや弱含みで推移している。雇用に関しては堅調に推移しており、失業率はもう少し下がるだろう。また、地域別では全国的に改善傾向を辿る一方で、西オーストラリア州だけは弱含みで推移している。

（３） 今後の見通しとしては、建築やインフラ投資によって豪経済は堅調に推移し、RBAの金融政策に関しては、来年前半までは現行政策を維持し、その後はこれまでの金融緩和政策を若干中立化させるであろう。