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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/05/23 05:00  | 米国 |  コメント(3)

第2回米中通商協議

トランプ大統領、ZTE事業再開へ協力表明 中国の雇用守るためと(5月14日付BBC)
中国がトランプ氏に2000億ドルの米貿易赤字削減を提案(5月18日付ブルームバーグ)
中国、対米輸入「大幅増」で合意 両国が共同声明(5月20日付AFP)

ワシントンDCでの第2回米中通商協議が終了。

翌19日に発表された共同声明をみると、米中の「意見が一致した」点が強調され、米国の対中貿易赤字の大幅な削減、米国から中国への農産品とエネルギー輸出の拡大、中国の知財保護の強化が合意されるなど、お互いに言い分をぶつけ合うだけに終わった北京での第1回協議と比べれば、一定の進展が見られました。

「米中通商協議」(5/7)

しかし、今回の協議で最も注目されたZTEへの制裁をめぐる問題については、共同声明での言及が一切ありませんでした。

ZTEについては、先週、協議の数日前にトランプ大統領が突然に制裁緩和を示唆。これを受けてロス商務長官も「制裁の代替案を早急に検討する」と発言。

トランプの態度の急変が通商協議の直前のタイミングだったので、突然に最重要アジェンダに浮上した経緯があります。

また、米国メディアは中国が2000億ドルの赤字削減策を提案したと報道しましたが、中国政府はこれを否定。数値目標の設定は受け入れられないとして米側の要求を拒否したとみられます。

ということで、お互いの主張のぶつけ合いから「交渉」に入ったとはいえますが、大方の予想どおり、具体的成果はほとんどなく終わりました。

通商法301条に基づく制裁については、昨日(現地時間の5月22日)、500億ドル相当の約1300品目の中国製品を対象とする制裁関税案に対する意見募集が締め切られました。

「米中の『貿易戦争』」(4/9)

今回の共同声明に制裁発動に関する言及はありませんでしたが、5月20日、ムニューシン財務長官は当面は「貿易戦争は保留する」として発動を控える発言をしています。

本日は、ZTE問題、米国の通商チームの状況、今後の通商協議と制裁発動の展望について解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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第2回米中通商協議
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●ZTEの制裁緩和
●米国の通商チームの混沌
●通商協議と制裁発動

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あとがき
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カンヌ国際映画祭で是枝裕和監督の『万引き家族』がパルムドール。日本の映画は21年ぶりとのこと・・どの作品かと思ったら今村昌平監督の『うなぎ』。そんなに前のことなんですね。

是枝監督の作品と言えば04年の『誰も知らない』。主演の柳楽優弥が男優賞をとりましたね。私は当時ワシントンDCにいて、米国の映画館で見たのをおぼえています。

柳楽優弥は一時期苦しんだようですが、今はすっかり一流の俳優になりましたね。私の好きなマンガ『アオイホノオ』のドラマ版で主役を演じていたのが印象的でした。

一方、そのカンヌ映画祭が終了する頃、今度はリュック・ベッソン監督に性的暴行の疑いとのこと。女性遍歴が華やかな人でしたが・・何とも残念なニュースですね。

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3 comments on “第2回米中通商協議
  1. ぺルドン より:
    トランプ外交

    高級官僚・外交官だったJDから見れば・・
    トランプ流外交は・・えげつなく・どぎつく映るでしょう。
    政権内部の混乱も・・
    トランプの右手と左手と考えれば・・
    時には右手・時には左手・両方使う時もある・・
    結構プラグマティズムの世界・・
    通俗的に言えば・・プロレスか・・アメフットか・
    視聴率は高い・・
    王岐山が出てこないと・・まだ通商問題は続くのでしょう・・
    習近平マター・・反乱の鎮圧手段・・あちら様も相当どぎつい・えげつない・・・
    ( ^ω^)

  2. KB より:
    まるでドラマ

    本当に、まとまるのはまだまだ先、という感じですね。

    日々状況は変化していますが、通商交渉だけに限らず、面白いように、JDさんの予測と分析通りに、長引いたり、もめたり、ごたついたり、足踏みしたり、キーパーソンが登場したり・・・、と改めてここでの情報の精度の高さと分析力に、関心しつつ楽しんでいます。

    6月も、トランプ席を立ちそう、いや席につかなそう、という感じがだんだん濃くなっていますが。これはPLAN B発動でしょうか?

    とにかく、スピードについていくのに必死です(苦笑)

  3. ぽよんぽよん より:
    中興(ZTE)の役割

    携帯電話インフラだから、人口の多い場所をマーケットとしている企業が圧倒的に有利な産業だけど、アメリカのあるインフラのすべてを中国企業に寡占状況にされるわけにもいかないし、中国にしてみても華為(huawei)つぶすわけにもいかないし、イラン人は携帯電話を使うなというわけにもいかないだろうし。
    ってことで、米国政府にしても、中国政府にしても悪役引き受け企業として、中興ZTEを存続させ続けるしかないだろうなぁ
    中興と華為でLTE 50億回線分ですか… 一昔前に、世界の通信を支配しているとか息巻いていた、ルーセントとかエリクソンとか、息してるのかな?

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