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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2012/08/03 07:15  | Dear friends |  コメント(20)

鳩山さんの教訓、そしてプーチン大統領


ビリーブミー、とか出てきたときは危ない、という話をしたばかりですが・・

[ニューヨーク 2日 ロイター] 2日のニューヨーク外国為替市場では、不安定な値動きとなるなか、ユーロが対ドルで続落した。欧州中央銀行(ECB)が債務危機解決に向けた迅速な行動を見送り、投資家を失望させる結果となった。

ユーロを守るためにあらゆる手段を講じるとの前週のドラギECB総裁発言を受けてECBの国債買い入れ再開への期待が高まっていた。

・・・・・余計なことをいわなければいいのに、その場しのぎでこういうことを言うとますます市場の信頼を失ってしまい、最後には何を言っても、下手すると何をやってもその実行力が疑われるという、最悪の結果になるんです。これは浮気の言い訳、みたいなもんで、言えば言うほど状況が悪化するのはみなさんご存じのとおり・・・でもないか(笑)。

実効策の伴わない「お経」のような政策目標はもう特効薬にはなり得ませんし、何をやるにしても反対することがわかりきっているドイツがいるわけですから、彼らをどう説得するのか、という具体的方針を示さない限り、スペイン、イタリアは収拾のつかないところまでぶっ飛んでいくでしょう。

ギリシアは規模が小さいので忘れられたとしても、この2国は忘れらるほど小さくないのです。
同水準で議論してはいけません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてオリンピック。
日本柔道大不振の陰で、プーチン5段・欧州柔道連盟名誉会長を擁するロシア柔道は金メダルを3個もとり、プーチン大統領は勢い余ってロンドンまで訪問しています(これが7年ぶりの訪英だというのだから驚きです)。ついでにキャメロン首相とも会談。何せ首相官邸を訪れるのは9年ぶりというんですから、両国関係の冷え込みようは半端ありませんね。こうなると柔道がもたらした「英露雪解け」とさえ、言えるかもしれません。

100キロ級 ハイブライエフ選手が背負い投げを決めた瞬間、プーチン大統領は興奮して会場に降りてきましたね。ベスチでも最初のニュースはこれですから凄い注目度。

ロシアでは柔道人気はすごいものがあるのですよ。柔道ができれば女にもてまくりですぜ・・・って、この前のロシアセミナーでいい忘れちゃったんだよね、ロシアへ留学する前に黒帯を取ってから行け、という大事なアドバイスを!!

JCの方、遅ればせながらメンバーにお伝えを(笑)。

ロシアでは日本人で柔道ができない、とかいうとほんと、情けない思いをしますから!

ということで、日本人がこれほど金メダルを撮り難いほど、柔道はインターナショナルになっているわけで、なんか、日本人選手が負けたからといって、あんなに悲壮感漂うのは見ててかわいそうな気がします。

ということで、マジでプーチン大統領がロンドンオリンピックに柔道を見に行かなかったら今回の英露会談だってなかったかもしれませんよ。
これは日本にとっての外交上の有力な武器となりえます。

思い切って大々的な大学生の柔道交換留学なんかをやってみたらどうでしょうかね。日ロ関係にかなりプラスになると思います。くだらん、と思うかもしれませんが、柔道はそのくらいのある種「クール・ジャパン」の要素があるんですから、これを使わない手はない。特に、欧州・ロシア圏では絶大な人気がありますからね。

まずロシアに行く時は黒帯を!

なお柔道初段はその辺の道場でもとれるのですが、できれば本家・講道館で取りましょう。

最初3か月の初心者コースを終わりますと、そのあと9か月の修習生コースがあり、それが終わると初段認定試験の資格が得られます。講道館で取ったほうがハクがつきます。

スポーツジム代わりにいかがですか(笑)?

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20 comments on “鳩山さんの教訓、そしてプーチン大統領
  1. 愚っ痴 より
    JUDO

    柔道がJUDOに勝てないのは柔道に固執してJUDOへの
    対策を怠っているからではないでしょうか。
    SONYやPanasonicの姿に柔道が重なって見えてしまいます。

  2. JCK より
    >JUDO

    ぼくは少年期に警察官が練習する呉市の道場に通っていました。

    当時はいまの柔道とは違い
    体重移動やフェイントで相手の心理をコントロールしたりバランス感覚を錯覚させたり
    骨格の特徴や梃子を応用した寝技など格闘技というよりアートの要素が多い競技だったようにおもいます。
    それは「互いが逃げないで、迎え討つ」柔道でしたから双方の技の応酬が可能だったようにおもいます。

    いまは負けるリスクをいちばん避けることに重点をおいているので
    「負けないために不利な相手の引き手は絶対に切る・・」(引き合い、切り合いに)
    「負けないよう逃げながら合い間に技を出してみる・・」(腰が引けて進展が膠着)
    というようなかんじですから
    本来の「迎え討つ」ときに生まれる技対技のアートが激減し
    引っ張り合いに終始しアートが期待できないからつまらなくなり、
    判定も中途半端になり格闘技としても更に半端になったのだとおもいます。
    (負けると名誉を無くし、散々、自国民にガッカリされる恐怖から負けを何としても避けたい?)

    引っ張り合いなら綱引きのほうが面白いでしょう。

    格闘技でもない、アートでもない、いまの柔道でしたら、
    存在意義がなく、いずれ五輪競技から消えるのではないでしょうか。

  3. dowahaha より
    泣くなよ男が~w

    いえ、また柔道ネタですw

    あれは、2回戦あたりで負けた悔しさですか、それとも押さえ込みで負けた恥ずかしさ、金メダル確実と言われた期待にこたえられなかった申し訳なさ?

    少なくとも悔しさからではないですな。
    プレッシャーに押しつぶされたんですな、あんな負け方して。

    彼は今後どうするんでしょうか?

    もともと、日本柔道はオリンピックに出るより、全日本選手権に勝つ方が難しいとか・・・
    要するにオリンピック選考会を兼ねてるからなのですが、
    でも、これがまた微妙で、必ずしも優勝すればと言う訳でもないし、なんだか明確ではない。

    アテネで勝って、先日ようやく引退した、なんとかケイジとか言う選手がおります、北京でも出てあっさり負けましたがw

    古くは、プロレスに転向したオガワ君w、オリンピックでガチガチになってあっさり負けた姿まだ覚えてますわ。

    何度も何度も出てくるんですな~

    昔はオリンピックは1回出たら次は後進に道を譲るみたいな不文律があった気がしますな。

    いろいろ事情があるんでしょうな、1度取ったらやめられないメダルの味w
    まあ、周囲やら進路やら事情もあるんでしょうが。

    彼の今後の人生に、あの負けが影を落とさなければ良いのですがね。

    たかがメダルじゃないの!

    でもされどメダルなんだよね~

    あれ、今回はオチがありませんでしたわw

  4. ペルドン より
    Crash of the Bumblebee

    クルーグマンはからかう・・

    ドラギ・・
    名演説だが・・比喩が拙かった・・ユーロをBumblebeeに例えた・・
    市場は・・ドラギのおつむの中を・・知ってしまった・・

    Bumblebee・・
    ハナマル蜂・・航空力学的に飛べる筈がないものが飛んでいる・・長年謎とされてきた・・今では・・空気の粘りを利用と解明・・

    So the euro was a bumblebee that flew very well for several years.
    Now something must have changed in the air, and we know what after the financial crisis.

    ハナマル蜂の飛翔を支えた・・空気が変った・・
    空気が変れば・・マルハナ蜂は飛べない・・

    The bumblebee would have to graduate to a real bee. And that’s what it’s doing.

    ハナマル蜂は卒業・・ミツバチに・・

    ハナマル蜂も立派なミツバチ・・プーさんに出る蜂・・
    ハナマル蜂は家族的・・言わば・・手作り小企業・・ミツバチは大量生産的・・
    だが問題もある・・
    ハナマル蜂は・・ミツバチに進化出来ない・・ミツバチへの進化を嫌った種族・・逆説的に言えば・・ミツバチから進化した種族・・
    ミツバチも空気の粘りを利用・・

    空気が変った・・マルハナ蜂ユーロが・・飛べなくなった・・
    だが・・
    マルハナ蜂女王・・ドラキを信じてくれ・!
    ドラキは・・性転換手術を受けるのだろうか・?

    very much in doubt・・クルーグマン・・
    市場は信じるだろうか・?
    ぐっちーの掲げるグラフが答え・・
    だが・・
    希臘との交渉で・・得た教訓があるにはある・・
    それは・・
    『ユーロが潰れれば・・世界は潰れるぞ』
    日米・・ユーロ圏外諸国を脅かす事だ・・
    何しろ・・ドラキによれば・・
    ユーロは円やドルよりも優れているそうだから・・賢明にも・・「元」は出さなかった・・

    スポーツジムから・・柔道道場に・・ぐっちーは勧めてくれる・・
    ヒゲが生えたようなおばはん相手に・・乱捕り・・
    捻られて・・寝技に持ち込まれ・・馬乗りにされ・・締められ・・腹下死・・すれば・・どうしてくれる・!
    当然・・
    ぐっちーは黒帯だろうな・・・(笑)

  5. パードゥン より
    金利を上げた方が経済活性するかも?

    グッチの円高理論を発展させて考えると、金利をあげたほうが日経がコケル事も少なくなって良いかも? 目から金塊?

     円高にしてでも、計画中の日経銘柄の大幅入れ替えでも、ヨーロッパをガタガタにしてでも、鶏にインフルエンザひかしてでも、何かが何でも日経平均を壊そうとしている御仁がいるのでしょうか? 5年サイクルで、最初の3年間は買いまくって安心させて、空売り準備の仕掛けができた所で、悲惨がおきるのを2年待っている繰り返し? ヘッジファンドですか、それとも誰? 手口を東証は知ってるのでしょうから、公開しないまでも注意喚起しないと、日本株投資家はいなくなってしまう。 3.11の不幸で崩しただけでは空売りの利益確定にはまだ不十分だったの? 低金利は大規模雌伏投資の5年サイクルを可能にして、日本を不幸にしている失われた20年。 バブル崩壊1500兆円の企業負債の返済も飛ばしのオリンパスを最後に目処がたったでしょうから、そろそろ金利をあげて個人にお金を回す時ではないですかね。 3%の利子でも個人資産から考えて数十兆円の経済効果が内需へ回ってくるのではないですか? 

     

  6. レイ より
    野田さんの教訓

    「私たちのこのマニュフェストの一丁目一番地は、税金の無駄遣いは許さないということであります。」

    「私たちは、財源は見つけることができるんです。」

    「一般会計は80兆円程、特別会計あわせると207兆円この特別会計には無駄がいっぱいあります。」

    「でも21の特別会計、21の離れでは、私たちが調べた限りでは、すき焼き食べ放題、焼き肉食べ放題、ビール飲み放題、焼酎飲み放題、無駄遣いはいっぱいやっています。ここから16兆8千億円財源を作ることは十分可能であります。」

    「シロアリを退治して働きアリの政治を実現しようではありませんか」

    「約束を守らないと政治家はウソツキといわれます。守りたいと思います」

    http://www.youtube.com/watch?v=xhs-oAbukjg

    野田さんの街頭演説です。

  7. U.T より
    もう評論家は いらない

    私は数年前、某中堅マンションデベの社員でした。何年にもわたって業績が悪く、
    いよいよ危ないと言われていた時期、会社のここが、商品のここが悪いと
    皆が口を揃えて言っていましたが、ある時もう社内で評論家は、いらないと
    誰かが言い出しました。あーだこーだ論評するのは簡単だが、もやは意味は無い。
    会社立て直しの具体策を言え、もしくは行動せよというわけです。
    全くそのとおりでした。結局その会社は実質消滅しましたが、
    今の日本でも政治家から一般人まで1億総評論家になっています。
    日本のことをあれこれひとごとのように論評しても意味はなく、具体策を言うべきです。
    (ぐっちーさんは評論家が職業なのでぐっちーさん除く)
    もしくは具体策を言う前に各自行動を始めたほうが早いかも知れません。

  8. tomo より
    ペルドンの味

    当欄の常連であるペルドン氏のコメントだが、今回のリニューアルによって

    何だか、良さが分からなくなったような。独特の文体・・・が霞んでいるよ。

    字体も小さくて非常に読みづらいし、分かるかな、この感覚が。

  9. プチ農 より
    日本男児は辛いのだ

    草食系が拡大する日本男児・・
    日本人なら、忍者のごとく塀を飛び越え、千葉真一のごとく空手が出来て、組んだら一瞬にして背負い投げ??できるわけねーだろと言っても信じてくれない某国ファームステイでした。
    イランじゃくの一が大ブームらしいですよ。

  10. ペルドン より
    そうだなぁ・・

    前は・・
    送信の準備段階で・・画面が変わり・・字も太く・・
    ここで・・把握・・添削・・調整・・意外と重要な場だった・・

    リニゥアル後・・
    字が小さいまま・・書き込みのまま・・
    いきなり・・送信・・

    自分でも・・調子が出ていない・・認識・・
    でも・・居候だから・・(笑)

    それと・・
    コメント数とコメントが・・合っていない・・
    コメントがあるのに・・ゼロのまま・・
    誰でも気づくはず・・にも拘わらず・・今でに修正されていない・・

    コメント欄・・やはり字が小さい・・長くなりすぎて・・読みずらい・・

    個人的に言えば・・
    紫波町に行ってから・・ぐっちーの内面で・・変化が・・あったのか・・
    以前のぐっちーとは・・質が・・違うような・・童貞を失ったか・・

    やぱり・・
    一年後には・・
    赤ん坊をオンブか・・??(笑)

  11. st より
    プーチン・ロシア

    プーチンはKGB出身だけあって言動に愛国心が横溢している感がありますね、そこが人気のある所以だと思っています、「ロシアはスラブ人の国だ、俺の目の黒い内はアングロサクソンには手を触れさせない、アングロサクソンの遣り方は知悉している、どう対応すればいいのかも分かっている、遣られたら倍にして返してやる、その積もりで掛かってこい」と言っているようだ、中国との国境線を画定した時も「この国境画定は中国は得をしてロシアは損をしたのだ」と言って怒り狂っていたが、それを決めてしまうんだから大変な権力者なのが窺える,アメリカでさえプーチン・ロシアには手を出せないのでは。

  12. ぐっちー本人 より
    いろいろすみません・・・・

    コメント表示がゼロになってしまっていることなどすべてこちらでも把握しておりまして一つずつ修正を進めているところです。

    ご不自由をおかけしますがいましばしご辛抱を。

    コメントが書きにくい、書きやすいはたぶん個人差もあるんだと思いますが、何せぺルドンさんは私のブログの一部になってしまっていることもあり(笑)、至急検討させて頂きます。

    何せ、やってみると様々な不具合があり、なかなかすべてに手が及びません。

    よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。

  13. パードゥン より
    ね 設計の苦労も理解して

     グッチは、建物の設計で時々、けなすけど、同じなんですよ。 建物はソフトより修正に費用と手間もかかるし。 水周りとか、照明とか、簡単な時もあるけど、どうもならんという場合もあって、概観設計した立場からは、詳細設計した人に期待するしかないし。
    四角のビルに、直角の通路という建物からはずした設計をした時に、わかりにくくなったというコメントへの対応も大変。 何が原因? だからって、校舎とか街のシンボルビルだったら四角のビルに直角の通路のビルでは悲しいでしょ。 マンションにはいまだに多いけど。 オーナーが、来客数とかきちんと見積もってなかったりする時もあるし。 トイレの数かえるも結構、大変なんだから。
     ホームページも見場を良くした設計すると、詳細の手直しに手間がかかる。 もっと困るのは、判りにくくなったとか、書く楽しさと、読んだ時にインパクトが弱くなった気はしますとか言われると抽象的で困るでしょ。 もう少し設計工数を増やしてください。
    建物もソフトも設計費用きびしすぎです。 何より、変更によって、どういう目的を達したいのか、発注者ははっきりとしてください。

     設計者は神様ではありません。 オーナーが変更の目的をはっきりしてください。といいたくなることあります。 送信前に点検できる前のほうが投稿しやすかった事はたしかです。

  14. 俺もぐっちー より
    JUDOに望むルール改正

    JUDOにはルール改正が必要でしょうね。バレーボールがラリーポイント制になったくらいの大改正ですが、「試合開始や、中断からの再開は必ず組手を組んだ状態から始める」。これで試合時間のほとんどが組み手争いで、指導ばっかり、延長判定の試合ばかりという状況は幾分改善されるでしょう。特に逃げると有利な状況が、待てで中断すると指導だけでなく、組んだ状態から始めるわけですからかえって不利になりかねません。とりあえず延長だけ導入しませんかね。いや見てる方はそっちのほうが面白いという無責任な意見なんですがね。

  15. ふじい より
    偉い人の発言

    「余計な事言わなきゃいいのに…」っていうのは、良くありますね。(笑)
    雄弁は銀、沈黙は金、ってやつでしょうか。
    偉い人、注目の人ほど、その発言も注目されますから…

  16. one より
    >JUDOに望むルール改正

    私も、俺ぐっっちーさんに同感です。

    だいたい、ジュリーというのがどんな権限があるのかがよく分かりません。

    審判と副審は何のためにいるのだろうか?はなはだ疑問です。

    さらに、柔道の醍醐味である投げ技よりも、如何に相手からポイントを稼ぐか。

    パワーJUDOになって面白みがありません。相撲と柔道のまぜこぜですな。

  17. レイ より
    でも

    サイトのアドレスをコメント欄にのせると、

    クリックしただけで、そのサイトに飛んでいけるようになったのは、

    大変便利になったと思います。

    今までは、コピーペーストが必要でしたから。。

  18. JCK より
    >うわきのいいわけ

    まず ばれたら おしまいです。
    そしてばれないことは不可能です。
    (・・超短期デイトレ除外)

    うわきは奥様の心を傷つけます。
    奥さんの心を傷つけて無事に人生を終えた男は皆無です。

    これ ほんとです。

  19. 千林豆ゴハン。 より
    Re; 金利を上げた方が経済活性するかも?

    はい。

    現在のマクロ経済学で、いわゆる常識とされてしまって疑うことすら許されていない
    「不況時には、金利を下げる」という金融政策の定石、それそのものが実際は真逆であって、
    間違えていたのだ、と私は断言します。

    何故か?
    この大原則は、「カネを貸し出しす側の立場や意思を欠いた」理論だったから、です。

    「不況時には、金利を下げる」がどうしていま常識になってしまっているのかといえば、それは「金利を下げることで、法人がたくさんカネを借りてくれて設備投資をすることで、景気が浮揚するから」と説明をされていますが、法人からの視点に拠った神話に過ぎません。これは、銀行が法人へとカネを貸し出しことが大前提となり過ぎてしまっています。
    しかしながらカネを貸し出す側の立場に立ってみれば、金融機関の収入とはそれはすなわち金利のことであり、金利を下げるということは銀行の収入が減るということを意味します。
    銀行の収益が下がれば審査はもちろん厳しくなり、結果的に設備投資の現象に繋がり景気が鈍化する(日本の失われた20年の姿が、まさにこれです)。

    一方でしかしながら逆に金利を相対的に、もしも高くした場合それはこの「カネを貸し出す側の立場」に立ってみるとそれは「資金の回収期間が短くなる」ことを意味します。
    それはつまり「さらに多くの運用先を探し出す必要に迫られる」ことを意味します。結果的に、貸し出し先が増えることを意味するようになるわけです。

    断言します。
    従来のマクロ経済学の「不況時には、金利を下げる」という原則そのものが「間違えていた」んです。このマクロ経済学の大原則による大誤謬が導いてしまったもの、それが現在の日本のいわゆる<失われた20年>の姿なのです。

  20. JCK より
    因果は巡る 互恵互助^^

    >マクロ経済学の「不況時には、金利を下げる」という原則そのものが「間違えていた」

    中小零細に届かずHFのギャンブルの種銭供給?

    まー とりあえず、大金持ちさんは庶民を犠牲にして助かりましたね。
    さ~ こんどは大金持ちさんが責任をもって庶民に還元する番ですよ。

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